手ぶらでプレゼン?…ポケットに入るWindows 10 PC「Ockel Sirius A」

手ぶらでプレゼン?…ポケットに入るWindows 10 PC「Ockel Sirius A」

ポケットに入るWindows 10 PC「Ockel Sirius A」

友人たちから話を聞く限り、デスクにPCを設置しないオフィスが、少しづつだが増えているようだ。使用機会が毎月の経費精算程度であれば、スマートフォンがあれば十分というのがその理由らしい。本当か?とも思うが、いまとなってはPCが必要ないオフィスも、案外あるのかもしれない。

とはいえ、ときにはWindows PCが必要となるケースもあるだろう。たとえば、昔のExcelファイルを編集して役所に提出しないといけない、なんてことはどんなオフィスでもありそうだ。そんなときにオフィスの片隅にでもおいておけば、もしかしたら役に立つかもしれないのが「Ockel Sirius A」。ポケットに入るWindows 10搭載PCだ。

「Ockel Sirius A」は、CPUにIntelのAtomプロセッサ(x7-Z8750)が採用されたPC。ARMではなくx86アーキテクチャを持っているので、少し前に開発されたパッケージソフトやフリーウェアなども動作する可能性が高い。4GBのメモリーと64GBのストレージで、オフィスユースにも十分耐える。

ポート類も充実。フルサイズのHDMIポート、RJ-45イーサネットポートやUSB 3.0ポート(2つ)などが付属している。iPhoneとは異なり、3.5ミリのヘッドホンジャックも搭載された。

「Ockel Sirius A」の外観はドアストッパーのようなかなり不思議な形状。このようなデザインになってしまった理由のひとつは、この豊富なポート類ではと推測できる。スマートフォンのように薄いデバイスにしてしまうと、例えば有線LANポートなどは取り付けられないためだ。

モニターは6インチフルHD(1,920x1,080)。このモニターは、「Ockel Sirius A」を外部モニターに接続したときには、キーボードとしても利用可能だ。例えば出張先のホテルでテレビをモニターとして使用し、「Ockel Sirius A」をキーボード&マウスとして使用して資料を編集する、といった使い方ができる。

その他、「Ockel Sirius A」は、Windowsゲームマシンや、メディアプレーヤーとして使用できるWindows上でできることは、「Ockel Sirius A」でもそのままできると考えて間違いないだろう。

従来のノートPCと比較したとき、「Ockel Sirius A」のメリットはポケットに入れて持ち運べること。ノートPCを持ち運ぶ際には、それなりのサイズのバッグなどに付属品と一緒に入れる必要があったが、「Ockel Sirius A」であればポケットに突っ込んで、手ぶらで取引先に向かい、プレゼンすることも可能になる。

スマートフォンと比較したときの「Ockel Sirius A」のメリットは、繰り返しになってしまうが豊富なポート類に尽きるだろう。取引先の会議室にテレビしかなくても、HDMIケーブルさえあればそのテレビを使ってプレゼンが可能だ。

開発元のOckel Computersは現在、「Ockel Sirius A」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では、499ドルの出資で「Super early bird」版を入手可能だ。入手に必要な金額はキャンペーンが進むにつれて上昇し、終了後の市販価格は699ドルとなる。出荷は2017年5月に予定されている。

Ockel Computersは昨年12月、モニターのない「Ockel Sirius A」とも言える「Ockel Sirius B」の資金調達キャンペーンに成功しており、今回のキャンペーンも終了まで1か月を残し130%の調達に成功している。

このことから、クラウドファンディングキャンペーンにありがちな、「この製品は本当に出荷されるのだろうか?」といった心配はあまりしないでよさそうだ。

ちょっとだけ残念なのはその背面デザイン。女性向けのファンシーなものになっているが、「Ockel Sirius A」を欲しいと思うのは、ギークな男性だろう。もう少しギーク好みなデザインに振った方が良かったのではという気がする。

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