Surface Proに似てる?でも安い!…Windowsタブレット「Chuwi SurBook」

Surface Proに似てる?でも安い!…Windowsタブレット「Chuwi SurBook」

Surface Proに似てる?でも安いWindowsタブレット「Chuwi SurBook」

中国深センに本拠を置く大手タブレットメーカーChuwiが「Chuwi SurBook」を発表。現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資者を募っており、64GBのモデルであれば、349ドルの出資+送料などで入手可能としている。

「Chuwi SurBook」は、いわゆるSurfaceタイプの2 in 1タブレット。12.3型ディスプレイ(2,736×1,824ピクセル、267ppi)や、背面キックスタンドが採用されており、Surfaceタイプらしい外観を実現している。キックスタンドはMicrosoft Surface Proの最大165度にはかなわないものの、125度まで開く、それなりに使えそうなものだ。

もう少しだけスペックを見ていくと、CPUはIntel Apollo Lake世代のCeleron N3450が採用されている。第7世代のIntel Coreプロセッサを搭載するMicrosoft Surface Proには及ばないものの、オフィス文書の作成・編集やちょっとした動画の視聴にはこれで十分とみる向きもあるだろう。メモリーは6GBのDDR3。ストレージはeMMCで64GBと128GBの2種類が用意される。

ポートは非常に充実しており、USB 3.0ポートx2、micro SDXCカードスロットx1などが装備されている。Surface Proでは採用されなかったType-Cポートも搭載された。

気になる技適マークの取得だが、インターネットコムでは複数回にわたりChuwiにEメールで問い合わせをしたが、本稿掲載時までに回答を得ることはできなかった。

では、技適マークが取得されていなかった場合、「Chuwi SurBook」は日本で使用できるのだろうか?

技適マークのないノートPCやタブレットの常用について関東総合通信局に問い合わせたところ、ノートPCやタブレットを殻わりし、無線LANカードを取り外す必要があるとの回答を得た。

Windows 10では機内モードを有効にし、Wi-FiやBluetoothなどすべての無線通信をオフに設定できる。筆者はこのモードを有効にすれば使用は許可されるのではないかと考えていたのだが、関東総合通信局の回答はノーだった。

機内モードでは、無線は利用者によって簡単にオンにできてしまう。そのような状態にある限り、そのデバイスの利用は許可されないそうだ。

というわけで、もし「Chuwi SurBook」に技適マークがなかった場合、購入者は内部の無線LANカードを取り外す必要がある。

筆者はタブレットの殻わりを何度か経験している。難易度は機種によって大きく異なるが、一般的には難易度は高めといってよいだろう。ケースを開ける際に本体に傷をつけてしまうことも多いし、指先が血まみれになることもある。もっとも、これは筆者が不器用なためかもしれないが。

とはいえ、過去にノートPCのメモリー増設やHDD換装を経験した人にとっては、不可能な作業ではない。無線LANカードを取り外した後はUSBタイプの無線LANアダプターやBluetoothアダプターを接続して使用できる。これらはいずれも1,000円程度で入手可能だ。幸いなことに、「Chuwi SurBook」には多くのポートが用意されている。

また、中国製タブレットやノートPCを購入した際のお約束として、日本語Windows 10をクリアインストールするというひと手間も。これは必須ではないが、やっておいた方が安心だろう。そしてこのとき、ライセンス認証に失敗するリスクがあることも認識しておく必要がある。

これを読んで、「面倒くさいな…」と思った人には「Chuwi SurBook」ではなく、MicrosoftのSurface Proを購入することをお勧めしたい。

MicrosoftのSurface Proを買えば、こんな面倒な作業をしなくても、買ったその日から使える。初期不良品も少ないだろうし、故障した場合のサポートも充実している。

だが買ってすぐに使えるPCやタブレットを前にして、「それの何が楽しい?」と思う人もいるはずだ。むしろタブレットの殻わりを楽しみたいと思ってしまった人たちだ。そんな人たちには、「Chuwi SurBook」をおススメしたい。

Windows 95/98が発売された頃、「趣味はパソコン」と語っていた人たちがいた。彼らは20枚を超えるフロッピーディスクをドライブに出し入れしてインストールし、インストール後もOSが起動しなかったり、プリンターと繋がらなかったりといった問題と格闘した。このような様々な問題を数日から、ときには1か月程度かけて解決していくことが「趣味」だった人は、当時は当たり前のように存在した。

そのような「趣味はパソコン」という人にとっては、購入してから使用できるまで様々なハードルを用意してくれる製品こそが、本当のパソコン(タブレット?)なのではないだろうか?

また、Surfaceタイプの製品は、中国のタブレットメーカーから発売されることは少なくなっているように思える。どちらかというとノートPCのようなハードなキーボードを接続するものや、MacBookに似たルックスのものに人気が集まっているようだ。

そんな中で、「Chuwi SurBook」はSurfaceタイプのWindowsマシンを提供してくれる、ありがたい存在といえるだろう。

これだけの楽しさを与えてくれる「Chuwi SurBook」の出荷は、2017年7月に予定されている。市販価格は490ドル程度になりそうなので、技適マークの有無が気になる人は市販開始後に確認してから手を出しても良いかもしれない。

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