桐のタンスならぬ「桐スピーカー」―オンキヨーが開発した超高級モデル

桐のタンスならぬ「桐スピーカー」―オンキヨーが開発した超高級モデル

桐スピーカーの製品写真

オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、「桐」素材のスピーカーシステムを開発した。日本経済新聞社のクラウドファンディングサイト「未来ショッピング」で9月30日まで先行販売する。

ウーファー、ツィーターともに最新のシミュレーションと解析技術により、超低歪設計を採用したという。

ウーファーユニットには、鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上の強度を持つというバイオマス素材、セルロースナノファイバー(CNF)を採用。ほかにも天然素材の楮(こうぞ)と厳選した高緯度地域の針葉樹パルプを配合し、ノンプレス成型を施した。

ウーファー振動板の表面には、天然素材のにかわでコーティングも施し、物性を適正化している。ボイスコイルとの接着部には高価な墨である「桐油煙墨」を使い、微小振動の伝達を適正化した。明瞭で厚みのある音を出せるという。

これに加えキャビネットに軽量で多孔質な天然の桐素材をクリアーオープンポア仕上げで組み込んだ。高域に著しいエネルギーのない自然な振動をさせるという。

さらに筐体で発生する複雑な分割振動や内部定在波の発生を避け余計な付帯音を極力抑えるため、「Resonance Sculpting Control」テクノロジーを適用した積層構造を採り入れた。側板には和楽器等でも用いる網状鱗彫りを施し、厚みを連続して変化させることで内部の反射音を避け、音の濁りを排除して澄んだ響きをさせるようにした。

ネットワークには空芯コイルと、低歪ケイ素鋼板コアコイル、Mundorf製コンデンサーを採用し、繊細な音の表現力や、奥行き感を出したという。

このほか専用のスピーカースタンドを用意。タモ材を使い、一部に黒檀材を使ったオイルフィニッシュ仕上げを施した。スピーカーの自然な振動をそのまま活かすため、重心支持構造を採用している。

本体は2ウェイ・バスレフ型で、インピーダンスは4Ω、最大入力は70W、出力音圧レベルは85dB/W/m。再生周波数帯域は65Hz〜90kHz、クロスオーバー周波数は4kHz。

サイズは153×274×289mm。重さは3.5kg。ステレオペアを作るためには2台必要。価格は例えばスピーカーとスタンド各2台ずつのセットで120万円(税別)。果たしてどんな人が購入するのだろうか。

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