日本のPC市場に本格参入 - ファーウェイ、13型クラムシェルと12型2in1のモバイルノート「MateBook」

日本のPC市場に本格参入 - ファーウェイ、13型クラムシェルと12型2in1のモバイルノート「MateBook」

画像提供:マイナビニュース

●デタッチャブル2in1の12型MateBook E
ファーウェイ・ジャパンは7月4日、ノートPCの新製品として「HUAWEI MateBookシリーズ」(2モデル)を発表した。同社初のクラムシェルタイプとなる13型MateBook Xと、キーボードカバーと併用することでタブレットにもノートPCにもなる2in1モデルの12型MateBook Eという2製品で、発売はいずれも7月7日から順次。予想価格(税別)はMateBook Xが144,800円から、MateBook Eが92,800円からとなっている。

世界のPC市場では出荷台数の減少が続いているが、2in1やウルトラスリムの製品は拡大しており、ファーウェイこの分野で攻勢をかけていく考え。それにもとづき、今回の新製品を用意した。

MateBookシリーズ自体は、Windows OSを搭載したノートPCで、初代モデルとして2016年に12インチディスプレイ搭載の2in1「HUAWEI MateBook」が発売された。この初代MateBookの後継モデルが、新製品のMateBook Eだ。

MateBook Eは12インチ2,160×1,440ドットIPS液晶を搭載。NTSC比85%の広色域・高輝度・広視野角ディスプレイで、狭額縁を採用して本体に対する画面占有率は84%と、コンパクトサイズに最大限のディスプレイを搭載した。

本体の薄さは6.9mmと薄く、640gで持ち運びも容易。側面には指紋センサーを搭載しており、Windows Helloでの安全なログインが簡単にできるようになっている。上部には2つのスピーカーを配置し、従来よりも大型の専用アンプチップを内蔵するという。

プロセッサは第7世代Intel Core i5/m3プロセッサを採用。本体カラーはシャンパンゴールド、チタニウムグレーの2色。標準モデルに加え、Officeプリインストールモデルも用意される。従来は別売だったキーボードカバーが標準で同梱されるようになったのは大きな違い。

キーボードカバーは大幅に刷新。キーはアイソレーションタイプになり、本体との接続端子は3ピンになったことで、従来モデルとの互換性はなくなった。スタンドは、従来の折りたたみ式から折り曲げ式になったことで、無段階で角度を変えられ、最大160度まで傾斜が付けられるようになった。バックライト、防滴性能も備えている。

拡張端子はUSB Type-C端子のみで、別売のドックはMateDock 2としてコンパクト化された。ほかにオプションでMatePenも従来通り用意される。従来モデルはモバイルバッテリーからの充電はできなかったが、MateBook Eでは5V出力のモバイルバッテリーでも充電できるようになったそうだ。バッテリー駆動時間は最大9時間。

●一般的なクラムシェル型ノートPC「MateBook X」
一般的なクラムシェル型のノートPC「MateBook X」は、フットプリントがA4サイズより小さい13インチディスプレイを搭載したノートPC。厚さ12.5mm、重さ1.05kgという薄型軽量が大きな特徴。ファーウェイのスマートフォン「HUAWEI P10/P10 Plus」と同じサンドブラスト処理を施され、エッジ部にはダイヤモンドカット加工によって、高級感と持ちやすさを両立させたという。

ディスプレイは13インチ2,160×1,440ドットのIPS液晶。コントラスト比1000:1、sRGB比100%の広色域、高コントラストのディスプレイに加え、Corning Gorilla Glassを採用して傷が付きにくくなっている。両端のベゼル幅が4.4mmと狭額縁化しており、画面占有率は88%で、13インチながらA4サイズ以下というコンパクトサイズを実現した。

プロセッサは第7世代インテルCore i5/i7を搭載。独自のスペース・クーリング・テクノロジーを採用したほか、「航空宇宙グレード」という放熱素材によって、Core i7を搭載しながらファンレスを実現した。バッテリー駆動時間は最大10時間。充電器は151gとコンパクトなポケット・チャージャーを同梱する。

「ノートPCでは世界で初めて」というドルビーアトモスサウンドシステムを採用。Dolby Japanの大沢幸弘社長は、「ファーウェイと一緒にMateBook Xのオーディオのハードとソフトをデザインしてチューニングしてきた」と話し、MateBook Xのオーディオ性能に自信を見せる。2つのモーターを備えた専用スピーカーや特注の制振材などによって、没入感のあるサウンドをスピーカーとヘッドホンの両方で体験できるとしている。

電源ボタンは指紋センサーと一体となっており、電源オンとWindows Helloによるログインが同時に行える。スリープ状態からは約1.9秒、電源オフからでも約9秒で起動するとアピールする。

キーボードはアイソレーションタイプでキーストロークは1.2mm、キーピッチは19.2mmを確保。バックライトを搭載するほか、防滴仕様も備えている。拡張性は、左右にUSB Type-C端子を搭載。左側は電源端子も兼ねており、別売のMateDock 2で拡張できる。

ファーウェイ・ジャパンの端末統括本部プロダクトソリューション統括部本部長の楊勇(ヤンヨン)氏は、2in1などの新ジャンルによってノートPC市場が活性化しており、「イノベーターが必要とされている産業」と指摘。Huaweiは毎年多額の研究開発投資を行っており、これをノートPC向けにも投入することで、「PC業界の新規参入組として、従来のメーカーと価格競争をするのではなく、技術やイノベーションによってPC業界に新しい活力を導入したい」と強調している。
(小山安博)

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