「VAIO S13」実機レビュー - 第8世代Coreの性能を独自チューニングで最大限に発揮

「VAIO S13」実機レビュー - 第8世代Coreの性能を独自チューニングで最大限に発揮

画像提供:マイナビニュース

●VAIOが施した独自チューニングとは?
VAIOは1月18日、13インチクラムシェル型ノートPC「VAIO S13」の2018年1月発売モデルを発表した。発売開始日および最速お届け日は1月26日。VAIOとソニーマーケティングの通販サイトでカスタマイズモデルが、全国量販店で標準仕様モデルが販売される。価格は税別151,800円から。

2018年1月発売モデルは「リフレッシュモデル」と位置付けられており、基本的なデザイン、構造は変わらないが、Intelの第8世代CPU(Kaby Lake R)が採用され、その性能を最大限に引き出すために「VAIO TruePerformance」と名付けられた独自チューニングが施されている。また従来モデルユーザーからの「VAIOらしいプレミアム感がほしい」という声に応え、全体を黒一色で統一した「ALL BLACK EDITION」が用意された。

今回VAIOより実機を借用したので、独自チューニングの内容や細かな変更点、外観の写真を紹介していこう。なお、試用機でベンチマークを試した際、一部で上手く動かない箇所があったため、本機のパフォーマンスについては別途お伝えしたい。

VAIO S13のカスタマイズモデルは、OS、カラー、CPU、メモリ、ストレージの種類と、LTE・指紋認証・英語キーボード・TPM(セキュリティーチップ)・オフィスの搭載・非搭載を選択可能だ。今回新たに選択可能になった第8世代CPUは「Core i7-8550U」と「Core i5-8250U」。VAIO TruePerformanceはこのふたつのCPUにのみ適用されている。

○標準パフォーマンスが上がる「VAIO TruePerformance」

VAIO TruePerformanceは、「インテル・ターボ・ブースト・テクノロジー」を長時間、高いパフォーマンスで継続的に動作可能にするためのVAIO独自のチューニング技術。具体的には、インテル・ターボ・ブースト・テクノロジーに対応するための電源強化、CPUパッケージパワーのリミット値の調整、放熱用ヒートパイプの熱輸送力の向上(33%)、放熱用フィンの熱交換率の向上(10%)、ファン回転数テーブルのチューニングによる放熱能力の向上などが施されている。

VAIOによればVAIO TruePerformanceを適用したことにより、適用前と比較してCore i7-8550Uで13%、Core i5-8250Uで11%の性能向上を実現したとのことだ。

●漆黒のALL BLACK EDITIONが登場
ボディ全体を黒一色にしたALL BLACK EDITIONが用意された点も、2018年1月発売モデルの大きなトピック。ヒンジ部のオーナメントと天面のVAIOロゴにブラックカラーが採用されることで、精悍さを増している。標準モデルのキラリと光るシルバーのオーナメント&ロゴもコントラストが美しいが、個人的にはALL BLACK EDITIONが断然好みだ。

さらに、ALL BLACK EDITIONにはブラックの特別梱包箱が用意され、黒色のクリーニングクロスが同梱されている。Sシリーズはビジネス寄りのイメージが強いが、世界観を統一するこれらの遊び心は、古くからのVAIOファンには歓迎されることだろう。

なお、ALL BLACK EDITIONには、VAIO TruePerformance を適用したCore i7-8550U搭載モデルしか用意されず、またメモリやストレージも上位パーツしか選べない。とは言っても、ALL BLACK EDITIONを指名買いするような方なら、4GBメモリや128GB SSDなどは選ばないだろうから支障はないはずだ。

●ボディに変更なし。重量微増、駆動時間低下
リフレッシュモデルに位置付けられている2018年1月発売モデルはボディ形状、ディスプレイ、端子構成に変更はない。

天面にはマグネシウム合金、キーボード面には東陽理化学研究所製のフラットアルミパームレストを採用。ディスプレイはIPS液晶相当の13.3型ワイド(1,920×1,080ドット、166ppi、16:9、アンチグレア、非タッチパネル)を搭載。

インタフェースはUSB 3.0 Type-A×3(内ひとつは給電機能付き)、HDMI、D-Sub、3.5mmヘッドセットジャック、ギガビットイーサネット、SDメモリーカードスロット、microSIMカードスロット(LTEモデルのみ)が用意されている。

なお外観・形状は変わらないが、VAIO TruePerformanceを導入するにあたってサーマル部品が追加されているため重量が10g微増している。また第8世代CPUへのアップグレードに伴い、バッテリ駆動時間が30分低下している。実用上問題となるほどの違いではないが留意しておこう。

■試用機の主な仕様??
[製品名]?VAIO S13??
[CPU]?Intel Core i7-8550U(1.80/4.00GHz)??
[メモリ]?16GB(LPDDR3-2133 SDRAM)??
[グラフィックス]?Intel UHD Graphics 620(300MHz/1.15GHz、CPU内蔵)??
[ストレージ]?512GB SSD(PCIe NVMe、SAMSUNG MZVKW512HMJP-00000)??
[光学ドライブ]?―??
[ディスプレイ]?13.3型ワイド(1,920×1,080ドット、166ppi、16:9、アンチグレア、非タッチパネル)??
[OS]?Windows 10 Pro 64bit??
[インタフェース]?USB 3.0 Type-A×3(内ひとつは給電機能付き)、HDMI、D-Sub、3.5mmヘッドセットジャック、ギガビットイーサネット、SDメモリーカードスロット、microSIMカードスロット??
[通信機能]?IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 4.1、WAN(LTE、3G)??
[サイズ/重量]?W320.4mm×D216.6mm×H15.0〜17.9mm/約1.06kg??
[バッテリ駆動時間/充電時間]?約11.0〜12.0時間/約3時間
(ジャイアン鈴木)