鼻をつまむのはアリ?医師に直撃「いびきのウソorホント」7つの疑問

鼻をつまむのはアリ?医師に直撃「いびきのウソorホント」7つの疑問

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彼氏や夫のいびきに悩まされていませんか? もしくは、自分のいびきを指摘されて愕然とした経験はないでしょうか? いびきの音が大きいと周りに迷惑になるどころか、じつは深刻な病気の可能性があることをご存知でしょうか?

そこで今回は、睡眠・呼吸メディカルクリニックの『RESM(リズム)新横浜』白濱龍太郎院長に“いびきにまつわるウソorホント”を直撃してみました!

家族やご自分のいびきが気になる人は、この機会に正確な知識を確認しておきましょう。

 
■質問1:いびきは深刻な病気?
答え:ホント

「いびきは、軟口蓋(なんこうがい)が落ち込み、空気のとおり道である上気道(鼻や咽頭)が狭くなることで起こります。この上気道が完全に閉塞すると無呼吸が発症します」(白濱先生・以下「」内同)

軟口蓋とは“上あご”や“のどちんこ”とも呼ばれ、口の奥の天井を指します。

「さらに、10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、もしくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されます。SASの人は心臓や血管に負担がかかりやすいので高血圧・心筋梗塞・脳血管障害の発症リスクが健康な人の2〜4倍もあるのです」

また、いびきや無呼吸は睡眠障害を起こすので、起床時の頭痛、慢性的な疲労、集中力の欠如を招きます。なんと、交通事故や産業事故につながるリスクが7倍も高くなるのだとか! そんなキケンないびきやSASの潜在人口は、日本全体の人口の約17%、2,000万人以上もいるそうです。

 
■質問2:いびきは太っている人がなりやすい?
答え:ホント

「首周りに脂肪が過剰につくと上気道が狭くなってしまい、いびきが起こる人もいます」

肥満体質でいびきをかきやすい人は、まずは脂肪を落とすことが必要かもしれません。

ただし、痩せていてもいびきが絶対に起こらないわけでないのだそう! 「太っているとなりやすいのは事実ですが、アジア人は欧米人よりも顎が小さく、骨格的にいびきをかきやすいため、痩せていても要注意です」

 
■質問3:お酒を飲みすぎるといびきをかく?

答え:ホント

「アルコールを摂取すると筋肉がゆるみ、上気道が狭くなる場合があります。また、アルコールで血行が促進され、鼻炎体質の人は鼻の粘膜が腫れるときがあります。鼻の粘膜が腫れて鼻が詰まると口呼吸ばかりになり、いびきが発生するのです」

いびきを改善したい人は、寝酒や深酒を控えましょう!

 
■質問4:高い枕で寝るといびきをかきやすい?
答え:どちらとも言えない

「枕がいびきの原因となるケースもあります。枕が高すぎると上気道が圧迫されて狭くなります。一方で、枕が低すぎると舌が気道に落ち込み、気道が狭くなる場合も」

なるほど……。枕が高すぎでも低すぎてもいけないのですね。まずは使っている枕にタオルを敷いて、いびきをかくかどうかチェックしてみてはいかがでしょう? 枕にタオルを敷いてもいびきが続くならば、低い枕に変えてみる。タオルを敷いていびきが止んだら高い枕に買い換えるなどして、自分で調整してみましょう。

 
■質問5:体を横向きにするといびきが止まる?
答え:その可能性もある

「仰向けに寝ると舌が喉に落ち込み、上気道がふさがれます。横向けに寝ると、舌が喉の奥ではなく横に傾くので、気道が広くなり、いびきが改善されるときがあります」

枕の片側にタオルを入れたり、抱き枕を使ったりして横向きで寝るようにしてみましょう! 隣でいびきをかいている人がいたら、体を横向きするといびきが止まるときもあるそうです。

 
■質問6:鼻をつまむといびきが止まる?

答え:ウソ

「口呼吸の方がいびきをかきやすいため、鼻呼吸を少しでも促した方がいびきは減少します」

 
■質問7:いびきがうるさい人は1度起こすとよい?
答え:どちらともいえない

「確かに、起こすといびきはなくなりますが、睡眠は妨げられてしまいます。いびきをかいている睡眠は質はよくないので、少しでもいびきが出にくい様に横向きに寝かすほか、後述するいびき対策法も試してみて下さい」

いびきは深刻な病気に発展することがあるので、専門医に相談するのがベストですが、まずはお家でできる方法をトライしてみるのもアリ。そこで白濱先生に、手軽にできるいびき対策をお聞きしました!

 
■お家でできるいびき対策3つ
「いびきや無呼吸を発症しやすい要因として、枕が気道を圧迫する、仰向けで寝る、肥満体質、首周りの脂肪過多、小顔、小さなあご、下あごが後方に引っ込んでいる、歯並び、加齢、疲労、飲酒などが考えられます。いびきや無呼吸が頻繁に起こるようでしたら、専門医の診察をおすすめしますが、気軽に試せる方法もいくつかあります」と白濱先生。

(1)鼻腔挿入デバイス『ナステント』

鼻にソフトなチューブを挿入することで気道を確保する一般医療機器ですが、ドラッグストアで購入可能です。就寝前に左右どちらかの鼻に挿入することで、上気道の空気の通り道をしっかりと保持できます。

コンタクトレンズのように慣れるまで違和感がありますが、慣れればどこでも使えるので大変便利。自分の鼻にあわせた6種類の長さを選べる12センチ〜14.5センチの細いチューブなので持ち運びも簡単です。気道を確実に安全に確保したい方にはぴったりの医療機器でしょう。上手く使えるか不安な方は、病院や薬局で相談してみるといいですね。

(2)いびき防止枕『いびきバスター』

枕に内臓されたエアバッグが音に作動して、枕の高さが変わるハイテク枕。頭の向きや体勢が変わるので、気道が確保されるメカニズムです。充電式で軽量なので旅行や出張先にも持っていける枕です。いびきの原因が枕の高さにある方には最善ですね。

(3)いびき対策アプリ『いびきラボ』

このアプリはいびきを録音して、どの程度のいびきが何時に起こったかを記録し、チャート図に表します。いびき対策の効果も示すので、いびき改善のツールとして使えます。先述の『ナステント』や『いびきバスター』の効果を分析するのにピッタリですね!

いびき防止グッズを使ったときは、このアプリでビフォー・アフターを診断するのもよいでしょう。

 

いびきにまつわる“ウソorホント”、いかがでしたか? いびきは骨格、加齢、体質などの要素が深く関与するので完治は難しいのですが、まずは気道を確保するのが必須。なかなか治らないとう方は、専門医に診てもらいましょう。

 

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【取材協力】

※ 白濱龍太郎・・・医学博士。筑波大学医学群医学類卒業後、病院や大学病院での睡眠障害専門外来、呼吸器内科専門外来、睡眠制御学快眠センター等での臨床経験を生かし国公立病院等で睡眠センターの設立や運営に携わる。その経験を生かして睡眠・呼吸メディカルクリニック『RESM(リズム)新横浜』を設立。『良質な睡眠』(内外出版)や『”ぐっすり”の練習ノート』(実務教育出版)など著書多数。

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