60代のフリマアプリ利用者、「金銭目的」は20代の半分以下

60代のフリマアプリ利用者、「金銭目的」は20代の半分以下

フリマアプリのシニアユーザーが急増。20代とは異なる利用実態が明らかになってきた

 メルカリは3月11日、全国のフリマアプリ利用者・非利用者1648人(20代の男女824人、60代の男女824人)を対象として2月16日にインターネットで実施した「60代以上のフリマアプリ利用実態」に関する意識調査の結果を発表した。
 20〜30代のユーザーを中心に拡大したフリマアプリだが、近年は生前整理や終活をキーワードに60代以上の利用者が増加している。メルカリでは、過去1年で60代以上の利用者による出品数が約2.5倍に急伸。詳細に調査すると、利用者の具体的な属性が明らかになってきた。
 まず、60代以上の利用者は同年代の非利用者よりも平均資産額が多い傾向にあるという。非利用者が約2100万円のところ、利用者は約2500万円と約400万円多かった。就労意欲でも差が出た。アンケート回答者のうち、利用者は約50%が就労に前向きだったが、非利用者は38.8%にとどまった。このほか、社会貢献活動やITリテラシー、幸福度でも同様の結果が出た。
 若年層とは異なる利用実態も判明した。20代におけるフリマアプリの利用目的の1位は「お金を得る」で71.6%。2位に「不要処分」(67.7%)、3位に「欲しいものをお得に購入」(38.8%)が続く。一方、60代におけるフリマアプリの利用目的の1位は「不要品の処分」で79.6%。2位に「欲しいものをお得に購入」(51.7%)、3位に「お金を得る」(35.0%)。意外にもお金目的の利用者は20代と60代で約2倍の意識差があった。
 今回のアンケートを監修した慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科前野隆司教授は「60代以上のフリマアプリ利用は『お金』のためではなく『つながり』のため。因果は断定できないが、リッチで幸せな人はモノ・心ともに余裕があるので、その結果としてフリマアプリを利用したと推測することもできる。また、逆にフリマアプリを利用した結果として多様なつながりが増えてリッチで幸せになったという可能性もある」とコメントしている。

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