ベルボンが三脚・一脚で上半期No.1獲得、前年比2ケタの急成長

ベルボンが三脚・一脚で上半期No.1獲得、前年比2ケタの急成長

半年で販売台数シェアで3位から1位に順位を上げたベルボンが三脚・一脚部門で上半期No.1を獲得

 全国の主要家電量販店・ネットショップのPOSデータを集計した「BCNランキング」の三脚・一脚部門で、2019年1月1日〜6月30日の販売台数シェアNo.1を獲得したのはベルボン。1ポイント差もなく並ぶ大接戦をVitec Groupとハクバ写真産業の3社で繰り広げたが、鼻差で上半期を制した。
 実は三脚・一脚部門は昨年(2018年1月1日〜12月31日)もトップ争いは熾烈で、ハクバ写真産業(17.2%)、Vitec Group(17.1%)、ベルボン(16.1%)という並びだった。この半年を振り返ると、2社を抜いたベルボンの伸長が際立つ。
 同期間の販売台数前年比は市場全体が99.5%、ハクバ写真産業が96.3%、Vitec Groupが99.9%といずれも前年を割ったが、ベルボンは111.0%で2ケタ成長を達成。月次の推移で分析すると、1〜3月までは3社が横一線に並んでいたが、4月にVitec Group、5月にベルボンが抜け出し、その勢いのままに2019年を折り返した。
 ベルボンの上半期No.1獲得の要因は、期間中に発売した二つの新製品の好調が寄与している。2月に発売した「UTC-53 II AS」と3月に発売した「UT-3AR」だ。これらはどちらもフルサイズミラーレス一眼市場の活況を受けて市場が拡大している持ち運びに便利なトラベル三脚。脚を従来の三脚と逆方向にたたむ形状で、短い寸法で収納できるのが特徴だ。
 ベルボンはこのトラベル三脚の特徴に、独自の伸縮システム「ウルトラロック」を組み合わせることで、他社と比較してさらに短い収納寸法を実現。最新トレンドで優位に立ち、販売を伸ばした。
 「UTC-53 II AS」であれば、収納時は350mmでリュックやカメラバッグに収まるサイズ感なのだが、約4.3倍の伸縮比であらゆる撮影シーンに対応することが可能だ。素材は5層のカーボンファイバーで軽量&堅牢を両立。ボディ周辺や内部構造も従来モデルから改良を加え、全体の剛性も高めている。
 「UT-3AR」はさらにコンパクトな収納時295mmでより携帯性にすぐれる。伸縮比は約4.6倍で「UTC-53 II AS」同様に、見た目以上に幅広いシーンで活躍する。重さは1kgを大幅に切る786kg。細身だが推奨積載質量は1.5kgで、フルサイズミラーレス一眼なら問題なく使える。
 三脚・一脚はカメラ市場のトレンドがダイレクトに反映される市場。トレンドを読んだ一歩先の提案したメーカーが抜け出すことになるだろう。下半期も予想される3社のデッドヒートの行方に注目したい。(BCN・大蔵 大輔)

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