不正対策にもなるクレカのタッチ決済、認知不足で普及進まず

クレジットカードの非接触決済の認知度は35% ICカードの特徴40%にしか知られず

記事まとめ

  • クレジットカードの非接触決済の認知度が35%にとどまっていることが明らかになった
  • タッチ決済は不正への対策強化やデータ処理、決済のスピードアップなどに繋がるという
  • ICカードには「紛失・盗難にあっても不正利用されにくい」などという特徴もある

不正対策にもなるクレカのタッチ決済、認知不足で普及進まず

不正対策にもなるクレカのタッチ決済、認知不足で普及進まず

日本クレジットカード協会が「2019年度 ICクレジットカードに関する消費者意識調査〜結果報告書〜」を公表した

 日本クレジットカード協会(JCCA)が7月に実施した調査「2019年度 ICクレジットカードに関する消費者意識調査」によると、クレジットカードの非接触(タッチ)決済の認知度が35%にとどまっていることが明らかになった。ただ、全体の70%がタッチ決済に魅力を感じている。ICカード利用率向上のためには、タッチ決済の認知度向上が有効だと考えられそうだ。
 クレジットカードのタッチ決済は、カートリーダーにかざすだけでクレジットカード決済が完了する支払い方法のこと。ICクレジットカードの特徴である「カード偽装が困難」「紛失・盗難にあっても不正利用されにくい」を生かしつつ、利便性を向上させるのに適した手段だ。
 タッチ決済が普及すれば、不正への対策強化やデータ処理、決済のスピードアップなどにつながり、カード会社、加盟店、消費者の三者ともメリットを享受することができると期待されている。
 一方で、こうしたICカードの特徴は40%程度にしか知られていない。JCCAは、タッチ決済の魅力を呼び水に、ICカードの利用率向上を図っている。そのためには、国際ブランドや他団体といった業界全体で連携を図り、認知度を向上させる必要があるとの見方を示している。
 同団体は、2018年9月からは端末設置情報などを交換するシステムの運用を開始している。今後も、安全性と利便性、スピーディーな決済の実現に向けた環境整備を進めていく姿勢だ。

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