静止画・動画を合わせたカメラ売上20傑、2019年版

静止画・動画を合わせたカメラ売上20傑、2019年版

2019年撮影機器販売台数BEST3、左から2位のソニー「HDR-CX680」、1位のニコン「COOLPIX A100」、3位のGoPro「HERO 7 Black」

 2019年、静止画・動画を合わせたカメラ全体で最も売れたのは?。BCNランキングで19年の1年間、静止画をメインのカメラと動画メインのカメラをまとめて「撮影機器」とし、販売台数ランキングを20位まで算出した。その結果、19年で最も売れた撮影機器はニコンのコンパクトデジカメ「COOLPIX A100」だった。販売台数シェアは4.92%。2位がソニーのデジタルビデオカメラ「HDR-CX680」で4.22%、3位がGoProの「HERO 7 Black」で4.19%だった。トップ3のうちカメラ1機種、デジタルビデオカメラ2機種という結果になった。
 トップのCOOLPIX A100は何といってもコストパフォーマンスの高さが評価された。年間税抜き平均単価(以下同)が、Top20のうちで唯一、1万円を切る9300円と安価ながら、1/2.3型で2005万画素の撮像素子や光学5倍ズームレンズなど基本性能はしっかり備えている。2位のHDR-CX680は、レンズユニット全体を動かしブレを補正する空間手振れ補正機能を内蔵するビデオカメラ。4万1600円と比較的安価にまとめて支持を集めた。3位のHERO 7 Blackは、前モデルに比べ格段に電子手振れ補正が強力に進化したことが評価された。
 上位製品では1万円台の低価格製品が目立つ中、Top10までで突出して価格が高かったのがキヤノンの「EOS Kiss M」だ。上位10機種で唯一のレンズ交換型カメラで平均単価は8万1400円。一眼レフからミラーレス一眼への移行が急速に進む市場を反映した。Top20のうちパナソニック製品は1モデル、デジタルビデオカメラがランクイン。9位の「HC-V480MS」は90倍の高倍率ズームを実現しながら2万6800円と手ごろだったのが受けた。
 ソニーの「α6400」はTop20の中で唯一の10万円を超える11万5100円。機能のバランスがよく人気を保っている。ミラーレス一眼ではEOS Kiss Mの次に付けた。一眼レフでは、13位のキヤノン「EOS Kiss X9i」が最高位。17位でニコンの「D5600」が続いた。20位に滑り込んだのが、DJIのジンバル付きデジタルビデオカメラ「OSMO POCKET」。同社の新カテゴリー製品OSMOを小型化し、強力な手振れ補正ジンバルを実現したことや、手のひらに収まるサイズ感やギミックの面白さが受け、上位にランクインした。
 静止画向け、動画向けの境目がなくなりつつある撮影機器市場だが、今回集計した年間販売台数の内訳は、静止画向けが7割を占めた。まだまだ静止画メインの製品が主体だが、同時に動画を撮るという利用形態も珍しくなくなっている。静止画・動画を区別なく等しくカバーできるような製品も新たな製品ジャンルとして成立しそうだ。(BCN・道越一郎)

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