暖房機器の火災事故、ガソリン誤給油による死亡も

暖房機器の火災事故、ガソリン誤給油による死亡も

石油ファンヒーターのガソリン誤給油による事故も

 12月初旬の暖かさとは変わり、全国的に冬らしい寒い日が続く中、気を付けたいのが暖房機器の誤使用や不注意による事故だ。
 製品評価技術基盤機構(NITE)によると、2013年度から17年度の5年間に同機構に通知された電気ストーブや石油ファンヒーター、ガスファンヒーターなどの暖房機器の事故は1064件あった。中でも電気ストーブや石油ストーブの事故が目立ち、住宅の全焼や死亡事故も発生したという。
 月別の事故発生件数の推移では、1月がピークとなることから、年末から年始にかけての事故に気を付けたい。
 暖房機器による1064件の事故のうち、770件(72%)が火災となっており、死亡事故は96件(9.0%)で107人に上る。特に、70歳代以上の高齢者の死亡事故は、年齢が判明した死亡事故76件のうち54件(71%)と高い。お年寄りのいる家庭は、注意が必要だ。
 事故の中には、ガソリンの誤給油による死亡事故もある。16年1月に神奈川県の男性が石油ファンヒーターのカートリッジタンクにガソリンを誤給油して点火したことで、異常燃焼を起こして火災となり、住宅が全焼、死亡したというケースだ。NITEでは、誤給油を防ぐために灯油とガソリンを専用容器に入れて別々の場所に保管するように促している。
 この他、衣類を乾かすなど可燃物の近くでの使用や、つけたままの就寝を絶対にやめるように喚起している。給油時に必ず消化したり、カートリッジタンクのふたを確実に締めたり、所有する製品がリコール対象かどうかを確認して対象の場合に不具合が生じていなくても使用を中止したりすることが重要である。

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