アマゾン、手のひら認証のレジ決済システムを開発中 傘下スーパーへの導入を計画も「リスクあり」と専門家が指摘

 米紙ニューヨーク・ポストによると、米アマゾン・ドット・コムは手のひらで認証するレジ決済システムを開発中だという。

2020年に傘下のホールフーズに導入

 傘下の高級スーパーマーケットチェーン「ホールフーズ・マーケット」に導入する計画で、現在はニューヨークのオフィスで実験を行っている。

 アマゾンはすでにシステムを数台の自動販売機に組み込んでいる。ニューヨークのオフィスの社員が実験台となり、日々、飲料や菓子などを購入しながら、この生体認証を試していると同紙は伝えている。

 アマゾンは、数カ月のうちにホールフーズの店舗で新システムを披露し、来年(2020年)初頭までに数店舗に導入する計画。その後、米国の全店舗に広げていきたい考えだと、事情に詳しい関係者は話している。

 これは、非接触型の認証システムだという。AI(人工知能)が人のように画像を認識する「コンピュータービジョン」などの技術を用い、手の形や大きさ、厚みなどを測り、認証する。認証が完了すると、クレジットカード情報が登録されたアマゾンアカウントで精算する。

 そのメリットは、スピードだ。通常のクレジットカードでは1回の承認に3〜4秒かかる。しかし新システムでは0.3秒以下で済むという。

 こうしたレジ精算の迅速化は、小売店にとって大きな課題の1つだと同紙は伝えている。混雑したキャッシャーは顧客満足度の低下につながる。問題を解消することで売上増につながる可能性があるという。

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