アマゾン、独メルセデスに1800台超の配送用EV発注 パリ協定の目標より10年早く二酸化炭素排出を実質ゼロに

アマゾン、独メルセデスに1800台超の配送用EV発注 パリ協定の目標より10年早く二酸化炭素排出を実質ゼロに

写真は現行のメルセデス車両(写真:ロイター/アフロ)

 米アマゾン・ドット・コムは8月28日、独自動車大手ダイムラーの乗用車部門メルセデス・ベンツに対し、配送用の電気自動車(EV)1800台以上を発注したと明らかにした。

メルセデスにとって最大のEV受注

 大型バン「eスプリンター」約1200台と中型バン「eヴィトー」約600台を、欧州全域の配送業務に導入する計画で、メルセデスは年内に納車を開始するという。

 メルセデスは2018年にアマゾンと提携を結び、2万台の「スプリンター」(内燃機関車=エンジン車)をアマゾンに納入する契約を締結した。この時、アマゾンは同モデルにおけるメルセデスの最大の顧客になったという。

 そして、今回のアマゾンとの契約は、メルセデスのEV事業にとって過去最大の大型受注になるという。

宅配事業の起業支援プログラムに導入

 アマゾンは、物流業務の大手への依存を減らす取り組みとして、2018年に宅配事業の起業支援プログラム「デリバリー・サービス・パートナー」を始めた。リース車両や制服、そしてガソリン、保険などの業務に必要なものを安価で提供し、起業を後押している。

 同プログラムでは1社当たり100人程度を雇用し、20〜40台の配達車両を借り受けて、業務を行うことを想定。2019年5月にはその対象を同社の米国従業員にも広げた。開業資金の一部を支給し、開業後は継続的に仕事を発注している。

 前回の2万台の配送用バンは、このプログラムへの参加事業者に貸し出している。そして今回の配送用EVも同プログラムに導入する計画だという。

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