「キャトルミューティレーション」という言葉は一般教養かどうかが大論争に

「キャトルミューティレーション」という言葉は一般教養かどうかが大論争に

UFOの日のイメージ

「キャトルミューティレーション」という言葉が一般教養かどうかをめぐって、Twitterで論争が起きている。

キャトルミューティレーションは、1970年代の米国で家畜の惨殺事件がもとになっている。何者かが死骸を鋭利な刃物か何かで切り取り、臓物の一部を持ち去り、ほとんど血がない状態にしており「人間技とは思えない」とうわさになった。

事件と前後して未確認飛行物体(UFO)の目撃例などもあり、異星人の仕業ではないかとの声も出た。当時、米国連邦捜査局(FBI)は一件について実際に調査ファイルを作成、公開している。

もちろん「人間技とは思えない…というよりオオカミなどの肉食動物の通常の食餌行動では?」という分析はある。実際、肉食動物が襲った家畜の死骸はよく似た状態になると判明している。

しかし100%すべてが異星人の仕業でないとは誰にも言い切れない。少なくともオカルト好きの一部はそう考えている。

さて、このキャトルミューティレーションという言葉が一般教養かどうか、についてTwitter上で意見が飛び交っている。あくまでオカルト好きのあいだで通じる単語という声もあれば、いや、すでに誰もが知る概念であるという主張もある。「一般にキャトルミューティレーションだと思われているのは実はアブダクションだ」という指摘もある。

アブダクションは、異星人が地球人などをUFOで誘拐する行為を指す。

なるほどインターネット上を探すと、UFOが地球人をさらうようすを絵にしてキャトルミューティレーションと紹介している例もある。またUFOがウシなどの家畜をさらうようすをイラストにしたものもあるが、これはキャトルミューティレーションなのかアブダクションなのか判断に困るところだ。

ところで6月24日は「世界UFOの日」だそう。1947年のこの日、米国で初めて人類がUFOを観測した、ということになっている。米国のケネス・アーノルド氏が飛行機に乗っているさなか、驚くべき速さで奇妙な動きをする9つの物体を見つけた。

世界中のオカルト好きはUFOの日を祝って空や宇宙を観測したり、UFOについての理解を深めたり啓発にあたったりする。UFOにちなんだイベントも開き、グッズも売れる。ちなみに7月2日もやはりUFOの日となっており、UFOの存在をゆるぎないものとして認識し、米国政府に機密情報の公開を促すべく人々が連帯する。

したがってしばらくアブダクションやインプラント、キャトルミューティレーション、ミステリーサークルなどの話題が続いても不思議はない。あるいはインターネット上での盛り上がりからすると、いずれこれらの単語は、本当に疑いの余地なく一般教養になるかもしれない。

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