そばの「ゆで動画」を日々投稿するだけ 製麺所ツイッターに2万フォロワー

そばの「ゆで動画」を日々投稿するだけ 製麺所ツイッターに2万フォロワー

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「ゆでアカウント」――。こんな愛称で多くのユーザーに親しまれている企業公式ツイッターアカウントがある。新潟県・十日町の名産で、布のりをつなぎに使った「へぎそば」の乾麺「妻有そば」の製造・販売を行う玉垣製麺所だ。2019年3月現在フォロワー数は約2万にのぼる。

ユニークな呼び名がついている理由は、妻有そばを鍋で躍らせるようにゆでる動画を担当者が日々投稿し続けているためだ。

話題のハッシュタグに乗せて、茹で動画をユニークに発信

「単にそばを鍋でゆでているだけ」と言ってしまえばそれまでだが、3月12日に同アカウントが投稿した最新の動画には13日15時時点で100件の「いいね」が寄せられ、リプライ欄には「夜中に見ちゃったんですけど!笑 お腹すいちゃったじゃん!」、「寒い夜にはたまらない動画(笑)」と好意的な声も書き込まれている。

なぜ毎日「ゆで動画」を公開し続けるのか。J-CASTトレンドは3月12日、玉垣製麺所のツイッターアカウントを運用する営業部社員に電話取材し、理由を尋ねた。

「2018年9月17日から投稿し始めたのですが、自分でもなぜそうしたのかは覚えていません(笑)。ただ、ツイッターを運用する一番の目的が『多くの人に妻有そばを知ってもらうこと』なので、そのきっかけづくりや、フォロワーとのコミュニケーションのためにゆで動画を上げ続けています。公式アカウントですが身近に感じてもらいたいので、ツイートを単なる商品宣伝だけにしたくないのです」

初めて投稿したゆで動画は「8リツイート、20いいね」だった。しかし日々ツイッターで話題になる「ハッシュタグ」を付けて投稿し続けていると、次第に多くの反響が寄せられるようになった。

例えば19年1月20日に「#あなたが周りに隠していること」というハッシュタグで「ほぼ毎日、茹(ゆ)でてる」という一言を添えて動画を投稿。するとリプライで「隠してたの?」、「バレてる」とツッコミが相次いだ。1月26日にはハッシュタグ「#第一印象と最終的な印象」を使い、「第一印象 あ〜...お蕎麦のメーカーさんなのか...CP(編注:キャンペーン)もしてるし、フォローしておくか...」、「最終的な印象 めっちゃ茹でてる」と自らイジるツイートをし、結果120件のいいねが寄せられた。

担当者によると、業務中でなく自宅で撮影しており、「なるべく使い回しをしないように、ほぼ毎日そばをゆでています」。また最近は、ゆで動画にまつわる嬉しい変化があると明かしてくれた。

「弊社商品を買い、食べる時にゆで動画をツイッターに投稿する人が出てくるようになりました。また、弊社はさまざまな他社公式アカウントとコラボしてキャンペーンを打っているのですが、他社アカウント間で『ああ、いつもそばをゆでてるアカウントさんのところね』と話題になるらしく...(笑) 個人・法人問わず面白いイメージで認知してもらえることが購買やフォロワー増、キャンペーンのきっかけに繋がるのかなとありがたく感じています」