レンタルオフィス、人型ロボット活用で7.5%の受付業務の効率化を達成

レンタルオフィス、人型ロボット活用で7.5%の受付業務の効率化を達成

画像提供:マイナビニュース

シンガポールで日系最大のレンタルオフィスを運営するCROSSCOOP SINGAPORE PTE LTDは5月29日、日本事務器のシンガポール駐在員事務所と共同で、SoftBank Telecom Singapore Pte. Ltdから提供を受けた人型ロボットNAOをレンタルオフィスの受付に導入した効果を発表した。

これによると、同レンタルオフィスは、2017年3月時点で95%の稼働率があり、それに付随する多岐にわたる受付業務の煩雑化とサービス水準の標準化が課題であった。

そこで、課題解決の第一歩として、人型ロボットNAOの導入による受付業務の6%省力化を目標とした実証実験に参加。2017年3月27日〜5月26日までの2カ月間で、目標を上回る7.5%の受付業務の削減を達成したという。

具体的には、顧客から高頻度で聞かれる質問をNAOにインストールすることで、受付業務の繁忙期でも、顧客が知りたい情報をいつでもリアルタイムで聞くことが可能に。

また、オフィスを探している見込客がオフィス見学に来た際も、スタッフが資料の準備や飲み物の準備をしている間に、NAOがレンタルオフィスの運営時間やサービス内容等の基本的な情報提供を代替することで業務効率化を図ったほか、情報提供業務の品質向上と標準化の実現に取り組んだ。

その結果、スタッフ一人あたりの月間労働時間の約12時間に相当する受付業務の削減を実現。特にオフィス周辺の文房具屋や花屋、鍵屋、郵便局等、顧客がオフィスを利用するにあたって、日常的に使用する施設の情報提供については、顧客がNAOを活用することで受付スタッフよりも迅速かつ正確に情報提供ができることがわかった。

さらには、レンタルオフィスを利用する顧客同士が、NAOをきっかけにコミュニケーションを図るケースも見られ、人型ロボットが人と人とを繋ぐコミュニティの形成に役立ち、顧客満足度の向上に寄与したことも新たな発見となったという。

今後は、受付スタッフがダイレクトにWebに登録した情報を、随時必要なタイミングでNAOが顧客に提供できるようにアップデートしていく予定。これにより、顧客を最も熟知している受付スタッフのノウハウを直接NAOに伝承し、情報の質や提供範囲を今までよりスムーズかつタイムリーしていく考えだ。
(小松原綾)

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