SCSK、システム開発文書のトレーサビリティー管理ALMパッケージを提供開始

SCSK、システム開発文書のトレーサビリティー管理ALMパッケージを提供開始

画像提供:マイナビニュース

SCSKは5月30日、自動車業界などの制御システム開発をはじめ、ミッションクリティカルなシステム開発におけるトレーサビリティー(生産履歴の追跡)管理などのドキュメント管理を支援するALM(Application Lifecycle Management:アプリケーションライフサイクル管理)パッケージ「ConTrack(コントラック)」を2017年6月から提供開始すると発表した。

同社では、これまで培ったさまざまなシステム開発でのノウハウをベースに開発者にとって使いやすく、開発文書管理の作業工数を省力化できるALMパッケージとしてConTrackを開発。

同製品は、開発文書の要求管理、構成管理、変更管理、文書構造解析が可能なクライアントサーバ型のパッケージソフトウェア。開発者がさまざまなツールを利用して作成した開発文書をそのまま利用し、トレーサビリティー情報の登録・管理ができる。登録したい文書を独自開発の文書構造解析機能により、自動的に解析し、トレーサビリティー管理対象となる要素単位を抽出・登録する。

主な機能として、要求管理機能、構成管理機能、変更管理機能、文書構造解析機能の4点を備える。

要求管理機能は、要求や要件をまとめた要件定義書などの上位成果物から詳細設計書やソースコードなどの下位成果物との関係性をリンクさせることでトレーサビリティー管理を行う。トレーサビリティー設定は、簡単なドラッグ&ドロップ操作、またはタグ情報読込みによる自動設定が可能。なお、両者の混在も可能のため、レビュー中などでも、開発文書を修正せずにその場でトレーサビリティー設定ができ、影響範囲分析や機能ごとに重要度設定、その自動継承を可能としている。

構成管理機能は、成果物の世代や変更・修正履歴、ブランチを管理し、登録された文書についてはトレーサビリティー情報や本文修正などの履歴情報を管理するため、修正者や修正理由、修正箇所を確認することができるほか、開発文書はもとよりトレーサビリティー情報も含め、ブランチ間でコピーすることが可能。

変更管理機能はオープンソースのプロジェクト管理ソフト「Redmine」との連携で実現しており、影響範囲分析による影響箇所への自動チケット起票や、チケットと関係する成果物要素(修正箇所など)とのトレーサビリティー設定ができるとしている。

文書構造解析機能では開発文書の構造を解析し、トレーサビリティー管理の対象となる要素を自動的に抽出・登録する。文書中に一定の規則(アウトライン表示や章立て番号など)があれば、解析を可能とし、文書をツール指定の固定フォーマットに合わせる必要はないという。Microsoft Word Excel PowerPoint、PDF、テキスト文書に対応しており、将来的にはMicrosoft Visio、Mathworks Matlab/Simulink、Enterprise Architectへの対応を予定。

提供形態はソフトウェアパッケージとなり、価格(税別)は1ライセンス(1名利用)で100万円(税別)程度。今後、5年間で1000ライセンスの販売を目指し、導入支援サービスなどの付帯サービスも展開を予定している。
(岩井 健太)

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