ルネサス、USB給電の安全性を高める機器間認証に対応したコントローラLSI

ルネサス、USB給電の安全性を高める機器間認証に対応したコントローラLSI

画像提供:マイナビニュース

ルネサス エレクトロニクスは、ACアダプタ、PC、スマートフォン、その他民生・OA機器や玩具など、直流電力を使用する幅広い機器に向けて、新たにUSBコントローラLSI「R9J02G012」を開発したことを発表した。6月よりサンプル出荷を開始する予定となっている。

同社は、スマートフォンの給電などで課題となっている安全面において、正規品を識別し、安全な環境で給電を実現するため、国際的な標準規格となる「USB Power Delivery Rev 3.0」(以下USB PD3.0)規格と、機器間認証による正規品の識別を可能にする「USB Type-C Authentication Rev1.0」(以下、C-auth)規格をいち早く取り入れ、昨年よりC-auth規格の普及活動を行っている。

そして今回、機器の小型化というニーズに応えて、USB PD3.0とC-auth規格にワンチップで対応可能な新製品「R9J02G012」を開発したということだ。

この製品は、省スペースパッケージを採用することでケーブルや電子機器の小型化に貢献し、基板サイズを同社の従来製品「R9A02G011」を採用した場合と比べて50%以下に削減できるということだ。これによりユーザは、安心・安全で信頼性の高い機器を、より小型かつ容易に開発できると説明している。

また、新製品は、Power Delivery Firmware Update Specification Revision 1.0(以下、PDFU)にも対応し、USB Type-Cケーブル経由で機器のファームウェアを更新することが可能となっており、メンテナンス性も向上しているという。

なお、新製品の量産は2018年1月より開始し、2019年1月には月産100万個を計画しているとのことだ。サンプル価格は1,000円/個(税別)の予定となっている。
(早川厚志)

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