インフォテリア、ブロックチェーンを用いた株主総会の議決権行使について実証実験

インフォテリア、ブロックチェーンを用いた株主総会の議決権行使について実証実験

画像提供:マイナビニュース

インフォテリアは6月1日、ブロックチェーンを用いた上場企業の株主総会における議決権行使について実証実験を行うと発表した。2017年6月24日に行われる同社の第19回定時株主総会の議案を使用して、6月1〜24日の間で実施する。

ブロックチェーンはフィンテックの中核技術として金融業界における適用が注目されているが、同実証実験はあらゆる業界の株式会社にこの技術が適用可能であることを示すもの。上場企業の株主総会の議決権行使における実証実験は世界初だという。

同実験では、希少性のあるトークン(デジタルアセット)を議決権として使用することにより、株主総会の主催者でもデータ改ざんができないような公正な投票システムの実現を証明するという。特別なアプリなども必要ないので、24時間いつでもPCやスマートフォンから投票を行うことができる。

同社は同実験の特長として、基本技術としてプライベート・ブロックチェーンを用いていることや、株主毎に異なる票数を持つことを可能としていることなどを挙げている。また、議案毎に複数トークンを同時に発行し、票数集計はリアルタイムで行うことができるという。将来的には、 信託銀行などからのAPIによって株主情報を得ることを想定しているとのことだ。

同実証実験は同社の株主でなくても模擬株主として参加することが可能。6月1〜16日までの模擬株主登録期間に事前登録サイトで必要事項を入力する。19〜23日が投票期間となっており、24日に投票結果を公表する予定になっている。

今回の実験では、「定款の一部変更の件」「取締役4名専任の件」という実際の株主総会と同一の議題を使用。ただし、あくまで実験なので、実際の議決には反映されない。

なお、投票結果などはオンラインライブ映像にて配信する予定だ。

本実証実験ではブロックチェーンにテックビューロ社の「mijin」、クラウドプラットフォームにマイクロソフト社の「Microsoft Azure」、結果分析などのデータ連携においては同社の「ASTERIA WARP」を使用している。

同社は、2017年4月に「ブロックチェーン事業推進室」を設置している。今後、金融用途に限らず、さまざまな分野においてブロックチェーンの適用を技術的側面から推進していくという。
(安川幸利)

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