日立ハイテク、3種類の検査機能を集約した自動分析装置「3500」を発売

日立ハイテク、3種類の検査機能を集約した自動分析装置「3500」を発売

画像提供:マイナビニュース

日立ハイテクノロジーズは、生化学的検査、高感度免疫化学検査、血液凝固検査の3種類の臨床検査を1台で行える自動分析装置「3500」を開発し、6月7日より日本国内にて発売することを発表した。

従来の臨床検査では、生化学的検査、免疫化学検査、血液凝固検査を検査項目ごとに異なる分析装置で行う必要があり、各分析装置の運用・管理や装置の設置スペースの確保などが課題となっている。

このたび同社が発売する「3500」は、従来装置のプラットフォームをベースに各ユニットの配置や動作の工夫などを行うことで、従来装置と同サイズでありながら、「生化学的検査」、「免疫化学検査」、「血液凝固検査」の3種類の同時検査を1台で実施できる。

従来装置の性能を継承し、高精度分析と高い実行処理能力を搭載。生化学的検査において最小反応液量を従来機種比で約20%削減を実現することで、少ない検体量での臨床検査により患者の負担を軽減するとともに、試薬量の少量化によるランニングコスト低減を可能にしている。また、操作画面のソフトウェアを一新することで、臨床検査の運用や結果の管理を容易にし、臨床検査業務の効率化を実現している。

さらに「3500」には、同社が開発した血液凝固検査機能が搭載されている。体外診断市場のうち、同社が事業を展開する生化学・免疫検査市場に加え、血液凝固検査市場においても、製品を投入することにより事業を拡大していくとしている。

主な仕様は、寸法が1,960(幅)×820(奥行)×1,240(高さ)mm(高さはトップカバーを含む)、重量は約500kg(操作部を含む)、方式はディスクリート方式多項目同時分析装置、処理能力は吸光度項目:最大800テスト/時、光散乱項目:最大800テスト/時、電解質:最大600テスト時、HbA1c:最大200テスト/時、凝固時間項目:最大150テスト/時。分析項目数は最大134項目、反応時間は吸光度項目:3〜10分、光散乱項目:4〜10分、凝固時間項目:最大5分、測光方式は吸光度項目:多波長光度計による2波長測光または1波長測光、光散乱項目/凝固時間項目:700nmLED光源による1波長測光。

なお、6月17日〜18日、幕張メッセ国際会議場・国際展示場(千葉県千葉市)で開催される「第66回日本医学検査学会」にて、同装置の実機が展示される予定となっている。
(早川厚志)

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