蚊の血液から時間推定とDNA型判定が可能に-現場の蚊から犯人のDNAを特定

吸血した蚊の血液からDNA型判定が可能に 現場の蚊から犯人のDNAを特定も

記事まとめ

  • 名古屋大学は吸血した蚊からのDNA分析による個人識別及び時間推定が可能と明らかに
  • 同研究は、名古屋大学と、埼玉医大、岐阜大学、大阪医科大学などの共同研究によるもの
  • 犯罪現場での犯人や犯罪に関係した人の特定材料としての重要性が高まるという

蚊の血液から時間推定とDNA型判定が可能に-現場の蚊から犯人のDNAを特定

蚊の血液から時間推定とDNA型判定が可能に-現場の蚊から犯人のDNAを特定

画像提供:マイナビニュース

名古屋大学は、吸血したからのDNA分析による個人識別及ひ?吸血後の経過時間推定か?と?の程度可能かについて明らかにしたと発表した。

同研究は、名古屋大学大学院医学系研究科の廣重優二研究生、山本敏充准教授、 石井晃教授らの研究ク?ルーフ?と、埼玉医大、岐阜大学、大阪医科大学及ひ?大日本除蟲菊中央研究所との共同研究によるもので、同研究成果は米国東部時間6月15日付けで米国科学誌PLOS ONE電子版に掲載された。

吸血蚊からヒト由来のDNA型を判定て?きるかについては、国内て?は自身に蚊を吸血させて型判定を行った事例的研究か?発表されており、国際的にも、蚊からDNA型判定をした症例報告の学会発表か?行われているか?、系統的な研究は未た?みられていない。一方、血液による個人特定については、多色の蛍光標識フ?ライマーを用いて型判定するマルチフ?レックス法のキットや、低分子化したDNA試料にも対応て?きるキットを使用することにより、対照となる試料やテ?ータか?あれは?、一卵性双生児を除き、ほほ?100%の確率て?個人を特定することか?可能になってきている。また、マルチフ?レックス法て?は、鋳型DNAの低分子化の程度により、型判定される座位数か?異なるため、型判定される座位数からある程度、経時変化を推察することか?可能となっている。

そこて?同研究て?は、吸血後の蚊の内部て?の人血の消化状態による ヒトDNAの低分子化状態の違いを利用して、吸血後経過時間のある程度の推定を行うと同時に、個人識別の可能性について検討した。このような経過時間の推定や個人識別か?手法的に確立されれは?、犯罪現場て?の犯人や犯罪に関係した人の特定、犯行時間の推定のひとつの材料としての重要性か?高まり、犯罪抑止という点て?も「蚊にも刺されてはいけない」といったDNA鑑定への畏怖感を感し?させることにつながるため、社会的な貢献度は非常に高いと考えられるという。

被検者計7名について、卵から専用飼育箱にて飼育された蚊(アカイエカ・ヒトスシ?シマカ)を一匹す?つ、透明な円形フ?ラスチックカッフ?に入れ、開放部を薄手のハ?ンティストッキンク?て?覆い、ハ?ンスト部分を各被験者の腕に当て、蚊か?ハ?ンストを通して十分吸血した段階て?、腕からそのカッフ?を離した。そのままハ?ンスト部を、ハ?ットに置かれたショ糖溶液て?湿らせたカ?ーセ?片にかふ?せ、設定された経過時間(0、1、2、3、4、6、8、12、18、24、36、48、72 時間)後に、そのカッフ?をシ?エチルエーテルて?飽和したヒ?ニール袋内に入れ殺虫した。その後、直ちに実体顕微鏡写真を撮影したところ、2種の蚊とも、時間経過と共に腹部の吸われた血液か?次第になくなり、腹部の先端から徐々に卵巣(白い部分)か?成熟していき、72時間経過て?は、ほほ?全て血液か?消化され、腹部か?卵巣に占められていることか?わかる。

また、各吸血蚊をQIAamp DNA Microキットに付属のATL緩衝液内て?、ヒ?ヘ?ットのチッフ?の先て?よく破
壊した後、キットのフ?ロトコールに従ってDNA抽出を行った。吸血後の各経過時間における各増幅産物Q41・Q129・Q305の濃度は、アカイエカて?もヒトスシ?シマカて?も、次第に減少し、72時間後には検出されなくなった。また、アカイエカて?は、定量値比Q129/Q41は、48時間まて?約1.0とほほ?一定て?あったのに対し、定量値比 Q305/Q41及ひ?Q305/Q129は約0.7だった。一方、ヒトスシ?シマカて?は、定量値比Q305/Q41及ひ?Q305/Q129は36時間経過において1.0から0.7及ひ?1.0から0.8にそれそ?れ次第に減少し、各定量値比は48時間経過後には、いす?れも約0.4となった。なお、吸血直後から6時間経過まて?、アカイエカて?は変動か?大きく、ヒトスシ?シマカて?は、比較的安定した定量値か?得られたという。

以上の結果から、個人識別をするためのSTR型判定は吸血後2日経過まて?可能て?あること、また、得られた定量値、定量値比、型判定数、ヒ?ーク高比から総合的に判断して、吸血後、半日単位て?経過時間推定か?可能て?あることか?示唆された。また、現在は、蚊か?男女ひとりす?つから吸血した場合を考え、Y染色体上のSTR 型についても同様の実験を重ねているという。今後は、例数を増やして精度を上け?ると共に、あまり低分子化か?進んて?いない状態におけるDNAの分解の程度(クオリティ)か?わかる定量方法を考案し、数時間単位て?吸血後の時間経過か?推定て?きる方法の確立に努めたいと考えているということだ。
(シマダマヨ)

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