アナログ・デバイセズ、42V入力の750mA同期整流式降圧DC/DCコンバータ発売

アナログ・デバイセズ、42V入力の750mA同期整流式降圧DC/DCコンバータ発売

画像提供:マイナビニュース

アナログ・デバイセズ(ADI)は、42V入力の750mA同期整流式降圧スイッチング・レギュレータ「LT8607」の販売を開始したことを発表した。「LT8607EDC」は2mm×2mmの8ピンDFNパッケージ、「LT8607EMSE」は熱特性が改善されたMSOP-10パッケージで供給される。販売は旧リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で行われる。1000個時の参考単価は2.15ドル〜。

同製品は、独自の同期整流方式により2MHzのスイッチング周波数で93%の効率を達成している。これにより設計者は、AM ラジオ帯域などのノイズの影響を受けやすいクリティカルな周波数帯域を避けながら、ソリューションの実装面積を小さくすることが可能となっている。

また、Burst Mode動作によって無負荷のスタンバイ状態で暗電流が3μA未満に保たれるため、常時オンのシステムに適している。

入力電圧範囲は3.0V〜42Vで、入力電圧が最低3.0V まで下がるコールドクランクやエンジンの停止/始動の状況や、ロードダンプ・トランジェントが 40Vを超える状況でもレギュレーションを行う必要がある自動車用アプリケーションに適している。

あらゆる条件で最小ドロップアウト電圧を250mV(500mA時)に維持するので、自動車のコールドクランクのような状況で性能を発揮できる。また、スペクトラム拡散周波数変調と特殊な設計技法により低EMI動作を実現するため、自動車や産業用の多くのアプリケーションで必要とされる CISPR25、クラス5のEMI制限値を満たすことができる。

さらに、最小オン時間がわずか45nsと短く、2MHzの固定スイッチング周波数で16V 入力から1.5V出力への降圧変換が可能。熱特性が改善された2mm×2mmの8ピンDFN パッケージまたは10ピンMSOPパッケージを採用しており、高いスイッチング周波数により小型の外付けインダクタやコンデンサを使用できるので、放熱効果が高く実装面積の小さいソリューションを提供する。

また、高効率のトップ・パワー・スイッチとボトム・パワー・スイッチを内蔵し、必要な昇圧ダイオード、発振器、制御回路、ロジック回路を1個のチップに集積している。また、広い入力電圧範囲で高効率を達成でき、電流モード方式の採用により高速トランジェント応答と優れたループ安定性が得られる。このほか、内部補償、パワーグッド・フラグ、出力ソフトスタート/トラッキング、過熱保護といったと特長がある。
(早川厚志)

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