東急建設、自立型水素エネルギー供給システムを技術研究所に導入

東急建設、自立型水素エネルギー供給システムを技術研究所に導入

画像提供:マイナビニュース

東急建設は、同社が提案する「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」のモデルとして、2016年から技術研究所オフィス棟のZEB改修に取り組んでいる。今年度の改修では、東芝製の自立型水素エネルギー供給システム「H2 One」を導入するという。太陽光発電電力を利用するCO2フリーな水素製造・貯蔵・利用システムで、オフィスビルには初導入となる。今年中に運転を開始する予定だ。同社は本システムの導入により、建物の電力や熱の需要に合わせた再生可能エネルギーの有効利用技術について検証・実証を行い、来たるべき水素社会にも対応可能となるZEB提案に活用していくという。

改修中のオフィス棟は築25年で、地下1階、地上5階、延床面積約3,000平方メートル。改修は建物を使用しながらの工事で、今年度中に完了する予定となっている。2016年度は、外壁の外断熱やLow-eガラスによる窓の複層化など建物外皮の断熱・遮熱性能の強化や照明のLED化の他、壁面太陽光発電の設置を進めてきた。

今回の改修では、地中熱利用熱源をはじめ、高効率な空調熱源・機器への更新や太陽熱利用システムを導入するほか、今後の水素社会を見据えた水素利用技術の1つとしてCO2フリーな水素製造・貯蔵・利用システムを導入する。既設の太陽光発電による電力と水で水素を製造し、タンクに貯蔵するシステムだ。必要に応じて貯蔵した水素を使って純水素燃料電池により発電し、使用することができる。また発電の際発生する熱は、太陽熱集熱システムによる温水と共に蓄熱層に蓄え、夏期は空調用除湿剤の再生熱に、冬期は暖房用熱源として活用する計画だ。さらに、災害時には地域への水素供給も視野に入れているという。

ZEB改修の概要は以下の通り。
(田中省伍)

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