わずか5分でスキルアップ! Excel熟達Tips (26) グラフを自在に編集するための基本テクニック

わずか5分でスキルアップ! Excel熟達Tips (26) グラフを自在に編集するための基本テクニック

画像提供:マイナビニュース

グラフの作成を目的にExcelを使用する場合もある。そこで、今回から数回にわたってグラフを自在に編集する方法を紹介していこう。まずは、作成したグラフをカスタマイズするときの基本的な操作について紹介する。すでに御存知の方も、この機会にいちど“おさらい”しておくとよいだろう。

○グラフの作成手順

グラフを作成するには、最初に基となるデータ表を作成しておく必要がある。続いて、表内にあるセルを1つだけ選択し、「挿入」タブに用意されているコマンドからグラフの形式を選択する。

すると、選択した形式でグラフが作成される。作成したグラフは、四隅や上下左右にあるハンドルをドラッグしてサイズを拡大/縮小したり、グラフ内の余白をドラックして位置を移動したりすることが可能だ。

ここまでの作業は極めて基本的なものなので、Excelの経験者であれば何の問題もなく操作を進められるだろう。しかし、この操作だけでグラフが完成するケースは少ない。たいていの場合、目的に応じてグラフを見やすくカスタマイズしていく必要がある。

○グラフ内に表示する要素

グラフを編集するときは、最初に「グラフ内に表示する要素」を指定するのが基本。つまり、「グラフ タイトル」や「軸ラベル」、「目盛線」などの表示/非表示を指定していくことになる。この作業は「グラフ要素」アイコンをクリックし、各要素のチェックボックスのON/OFFを切り替えると指定できる。

ただし、この方法で指定できる表示設定は大雑把なものでしかなく、グラフを細かくカスタマイズする場合には向いていない。よって、グラフツールの「デザイン」タブにある「グラフ要素を追加」コマンドの使い方も把握しておく必要がある。このコマンドを使用すると、各要素の表示/非表示を細かく指定できるようになる。たとえば、

 ・縦軸だけに「軸ラベル」を表示する
 ・「凡例」の位置を移動する
 ・「補助目盛線」を表示する

などの設定が行える。

「グラフ要素を追加」コマンドの使い方は特に難しくないので、実際に操作しながら色々と試していくと、各メニューの役割を把握できるだろう。基本的には、グラフ内に表示する要素を選択してONにしていけばよい。逆に、要素を消去するときは、その項目を再選択してOFFにする。

○グラフ内の文字の書式

要素の表示/非表示を指定できたら、次はグラフ内にある「文字の書式」を指定する。この操作は「グラフ タイトル」や「軸ラベル」、「軸」、「凡例」といった領域をクリックして選択し、「ホーム」タブで書式を指定するだけ。状況に応じて、各要素のフォントや文字サイズなどを調整しておくとよいだろう。

もちろん、文字単位で書式を指定することも可能だ。この場合は、それぞれの領域内にある文字をドラッグして選択してから、文字の書式指定を行えばよい。

○グラフの色の変更

Excelには、グラフ全体の配色を手軽に変更できるコマンドが用意されている。この機能を利用するときは、グラフツールの「デザイン」タブにある「色の変更」をクリックし、好きな色の組み合わせを選択する。同系統の色を並べた、モノトーン風のグラフに仕上げる場合などに活用できるだろう。

もちろん、グラフの色を個別に指定していくことも可能だ。系列の色を変更するときは、その系列を右クリックし、「塗りつぶし」コマンドで色を指定する。

そのほか、個々のデータについて色を変更する方法も用意されている。この場合は、グラフ上をクリックして系列を選択し、さらに「色を変更するデータ」を再クリックする。すると、「系列」ではなく、「個々のデータ」が選択されるようになる。この状態で右クリックメニューの「塗りつぶし」コマンドを使用すると、そのデータについてのみ色を変更できる。特定のデータを強調して示す場合などに活用できるだろう。

なお、折れ線グラフの場合は、「枠線」コマンドを使って線の「色」、「太さ」、「実線/点線」を指定する。この場合、「塗りつぶし」コマンドは、マーカー(各データを示す点)の色を指定するコマンドとなる。

○グラフ化するデータの選択

表内にあるデータをすべてグラフ化するのではなく、一部のデータだけを使ってグラフを作成したい場合もあるだろう。このような場合は、とりあえず普通にグラフを作成し、その後、「グラフ フィルター」アイコンを使って不要なデータを削除していく。

「グラフ フィルター」アイコンをクリックすると、「系列」と「カテゴリ」の一覧が表示される。この中でグラフ化する必要がないデータのチェックボックスをOFFにし、「適用」ボタンをクリックすると、そのデータを省いた形にグラフをカスタマイズできる。

また、グラフの作成時に、あらかじめ「グラフ化するデータ」を選択しておく方法もある。この方法でグラフを作成するときは、「グラフ化するセル範囲」だけを選択した状態でグラフ作成コマンドを利用する。「見出し」などのセルが離れている場合は、「Ctrl」キーを押しながらマウスをドラッグしてセル範囲を追加していき、必要なセル範囲をすべて選択した状態でグラフ作成コマンドをクリックすればよい。

以上が、Excelでグラフを編集するときの基本的な操作となる。しかし、これらの操作だけでは思い通りにグラフをカスタマイズできない場合もある。たとえば、

 ・縦軸に表示する「数値の範囲」を変更する
 ・縦軸の数値を「千」、「百万」などの単位に変更する
 ・縦軸を反転して配置する
 ・横軸のラベルを等間隔に間引いて表示する
 ・横軸のラベルの表示形式を変更する
 ・縦軸と横軸が交わる位置を変更する

などの操作を行うには「軸の書式設定」を操作しなければならない。そこで、次回以降の連載では、これらの書式設定について詳しく紹介していこう。グラフを思い通りに作成できるように、合わせて確認しておくとよいだろう。
(相澤裕介)