「初めての動画マーケティングだったが、予想以上の成果」WWFの動画活用事例

 環境保全団体WWFは、環境保全の支援者を増やすため、ネコ好きをターゲットにしたネコ科動物保護を訴える動画広告を制作。動画を活用して、科学的・理性的な環境保全団体であるというブランドイメージを保持しながら、支援を考えている方に対してエモーショナルに訴えかけることで、効率よく支援者を拡大することを実現した(本記事はViibarが運営するメディア「動研」に掲載済みの記事を再編集して掲載)。

■WWFのミッションを遂行するためのファンドレイジング

── 最初にWWFの活動について教えて下さい。

 WWF(World Wide Fund for Nature)は、約100カ国で活動している世界規模の環境保全団体です。まずパンダのロゴマークをイメージされるという方も多いと思いますが、動物を保護するだけではなく、彼らを含めた生態系や、社会の消費のありかたを持続可能なものに変えていくといった、環境問題全般に取り組む団体です。WWFは、今から約55年前の1961年に誕生しました。そして、WWFジャパン(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン)は1971年に世界で16番目のWWFとして設立されています(WWFジャパン詳細情報)。

河村翔(かわむら・しょう)
1984年生まれ。2007年国際基督教大学卒業後、大和総研に入社。2012年にWWFジャパンに入局し、これまで個人の支援者を増やすファンドレイジングに従事。チラシを用いたダイレクトマーケティングから、Web広告などを活用したデジタルマーケティングまで支援者拡大のすべてを担当している。

── 河村様の業務内容をお聞かせください。

 私はサポーター事業室(当時)という部署に所属しており、英語で言うとファンドレイザー(Fundraiser)という役職を担当しています。ファンドレイザーとは、活動に必要な資金を調達することが主な役割です。WWFジャパンは民間のNPOで、約6割が個人からのご支援、約4割が法人からのご支援で活動資金を賄っています。私の担当はそのうち個人からのご支援を増やすという仕事になります。

── サポーター事業室のチーム体制は、どのような編成になっているのですか。

 基本的に、支援者を増やすということに関する業務は、すべて私の仕事になっています。個人の方からのご支援を増やす方法は、大きく分けて単発の寄付と、個人会員になってもらう2種類の方法があります。個人会員になっていただくほうが単発の寄付よりも長くご支援をいただけるので、プロモーションを行う場合は、個人会員を増やすことをより重視しています。

 ファンドレイジングの方法としては、期間を設けて入会キャンペーンを実施することが多いですね。支援をしてくださる可能性がある方々に、訴求したい環境問題を設定して、ターゲティングを行った上で、使うべき広告ツールを選んでいます。

 通常は、紙の広告と、Web広告を大きな2本柱と考えて企画段階からエグゼキューション(実施や管理)まで私一人で行っています。Web広告の中で、クリエイティブとしてLPを作ったり、バナーを作ったりしていますが、その中で動画も作成しました。作成した動画はTrueViewを使って配信してみたり、gooddoさんに出してみたり、Facebookに投稿してみたりといった形で活用をしていますね。基本は一般企業のマーケティングと変わりません。

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