Instagram活用の鍵は「ユーザー投稿」 その重要性と影響力を解説

 本連載では、テテマーチの松重秀平氏が、SNSの中でも最も盛り上がりを見せるInstagramについて法人がどのように向き合うべきか、事例を交えて紹介していきます。第1回となる今回は、Instagramで話題を作るユーザー投稿の重要性について解説します。

■企業がInstagramを活用するべき理由

 こんにちは、テテマーチの松重と申します。私は弊社の創業と同時に参画後、Instagramマーケティングの事業立ち上げを行い、現在はインスタアンテナというInstagramをビジネス活用するためのメディアの編集長を務めています。本連載では、Instagramを企業が活用する上で求められるポイントを、事例とともに紹介します。

 まず、そもそもInstagramがマーケティングに活用されるようになった背景を振り返っていきたいと思います。私たちがInstagramマーケティングの仕事を始めたのは2015年の夏頃、InstagramのMAU(月間アクティブユーザー数)は世界で3億、日本国内では800万ほどでした。しかし、現在のMAUは世界で7億、日本国内も1600万を超え、約2年間で倍以上の市場に成長しているのです。


 また、これまで広告媒体として圧倒的な存在感を放っていたマスメディアですが、昨今の若年層はテレビをリアルタイムに見ない、雑誌を買わない、新聞も取らないというようにマスメディアとの接触頻度が極めて低くなってきています。

 一方で、InstagramをはじめとしたSNSの利用頻度は増え、友達やフォローしている憧れのアカウントの投稿から情報をキャッチアップし、購買意欲や体験意向を高めるユーザーが増えているのです。

 特に10代から30代までの女性ユーザーのInstagram利用率は高く、その世代の女性をターゲットとしている企業にはInstagramを活用することをお勧めします。また、テキストが主体のFacebookやTwitterなど他のSNSと違い、Instagramはビジュアル主体のため海外ユーザーへも情報を発信しやすく、インバウンドの施策を検討しているの企業にも活用しやすいと思います。2016年以降、Instagram活用に乗り出すのは企業にとどまらず、観光集客を目指す自治体など、日に日に増えてきています。

■WebマーケティングとInstagramマーケティングの違い

 私自身、テテマーチに参画する前は、Webコンサルティングの会社に勤めていました。その経験もあり、WebとSNSというのはお隣さんのような感覚で足を踏み入れたのですが、実際に入ってみるとその中身はまったく別物でした。

 というのも、WebはWebサイトや広告などコンテンツの多くが企業によって用意されたものなので、企業のコントロールがしやすい環境です。一方で、Instagramのコンテンツは99%以上が一般ユーザーの投稿で成り立っており、企業側がコントロールしにくい環境になっています。

 ここだけ見るとInstagramの活用は難しいと感じられる方も多いかもしれません。ですが、一般ユーザーの投稿で成り立っているからこそのメリットもあります。最近テレビや雑誌では「Instagramで話題の〇〇」という見出しが増えています。これは、「Instagramで多くの一般ユーザーが投稿している=話題性がある」といった流れができており、Instagramに多くの投稿を集めることが商品やスポットのヒットの鍵になりつつあります。

 あくまでも売り手である企業の情報よりも、買い手として同じ立場の一般ユーザーが発信する情報のほうが信用に足るという評価を得ているのです。このような背景から、インフルエンサーと呼ばれる一般ユーザーへ影響力の強いユーザーとコラボレーションする企業も増えてきています。

 企業努力により露出を高め、購買への導線を設計することで売上につなげられるWebマーケティングと違い、いかに一般ユーザーを巻き込みシェアしてもらうモチベーションを作れるかというのがInstagramマーケティングの鍵になります。

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