活字と動画の「次」をどうするか Voicy緒方氏が語る音声の可能性とマーケティング活用

活字と動画の「次」をどうするか Voicy緒方氏が語る音声の可能性とマーケティング活用

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 スマートスピーカーの普及が進み、音声検索が身近なものになりつつある中、音声のマーケティング活用を本格的に検討し始めたマーケターも多いのではないだろうか。本記事では、ボイスメディア「Voicy」運営するVoicyの代表取締役CEO 緒方氏に、動画や活字にはない音声メディアの魅力や、同社が取り組んでいる「声」を活かしたマーケティング、音声が私たちの情報接触にもたらす変化について話を聞いた。

■ユーザーに合わせてどこからでも音声を
株式会社Voicy 代表取締役CEO 緒方 憲太郎氏

――初めに、緒方さんのご経歴などを聞かせていただけますか。

緒方:現在はVoicyのCEOを務めていますが、大学卒業後は、公認会計士として約5年間、様々な会社のアドバイスや監査をしていました。その後は仕事を休んで世界30ヵ国を旅し、アメリカでは仕事にも就きました。

 帰国後は、ベンチャーのブランディングや事業のコアを設計する「ビジネスデザイナー」として、同時に10社の顧問や役員、ベンチャーキャピタルにアドバイスをしていました。Voicyを起業したのは、2016年のことです。

――比較的新しい会社なのですね。貴社の事業やサービスについてご説明いただけますか。
ボイスメディア「Voicy」のキャプチャ

緒方:弊社の事業は大きく分けて2つあります。ひとつは人の魅力を声によって届けるボイスメディア「Voicy」の運営。「Voicy」では、パーソナリティがチャンネルを開設しています。1回の放送は10分程度と短いものなのですが、過去に放送した分も再生されているので、トップクラスのパーソナリティの放送は、1日に合計2,000時間くらい聞かれています。毎日講演会が開かれているようなイメージですね。1人の1日当たりの平均利用時間も44分と、Voicyの利用を習慣化して下さっています。

 もうひとつは、音声配給のインフラ構築。テレビ網に続くような、新しい放送網を作ることを目指しています。企業から「音声を出したい」という要望があれば、「任せておいて! ユーザーに合わせてどこからでも出しますよ」というように対応しています。

――「音声」の領域ではすでにラジオが存在していますが、貴社が目指すのはそれとは違うものなのでしょうか。

緒方:ラジオは収録室に行って、用意された台本をベースに話して、編集するという「音声コンテンツ」を作っています。Voicyは「人を届けるメディア」だと考えているので、コンテンツのみならず、パーソナリティのリアルな様子を届けています。

 Voicyの収録アプリは、あえて難しい編集ができないようにしているので、ラジオであれば収録し直しになるような言い間違えや、周りの環境音もそのまま入った状態で放送しています。きっちり作り込む音声コンテンツだけでなく、多様な形態の音声放送があって良いのではないかと思っています。

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