ネット詐欺の高額被害は10代が最多…13%が10万円以上

ネット詐欺の高額被害は10代が最多…13%が10万円以上

インターネット詐欺被害金額

 BBソフトサービスによる2016年8月度インターネット詐欺リポートによると、10万円以上の高額なネット詐欺被害にあった年代は、10代と40代がもっとも多いことがわかった。被害者の約7割が、端末にスマートフォンを利用していた。

 調査は9月5日〜7日、これまでにインターネット上で詐欺被害にあったことがある、あるいはあいかけたことがある全国の10〜60歳代の各年代30人計180人を対象に、インターネット詐欺被害の実態についてアンケートを実施した。

 詐欺の種類は、おもに金銭の搾取を目的とした「ワンクリック詐欺」が71.7%と最多となり、ついで「偽メールによる個人情報搾取」が40.0%、「偽のSMSによる個人情報搾取」31.1%となった。ネット通販詐欺やクレジットカードの不正利用、端末のデータを人質に取るランサムウエアなどもあげられ、詐欺の手口は多様化している。

 年代別にみた被害金額では、金銭の被害がなかった割合は10代が53.3%と最多である一方、10万円以上の被害にあった年代は10代が13.3%と40代とならびもっとも多かった。利用していた端末の約7割がスマートフォンで、パソコンの利用頻度の低い年代でも、スマートフォンの普及により被害にあっている実態が明らかになった。

 詐欺に気付いた時の最初の行動として、「メールでサイトの運営者に問い合わせした」は18.3%、「電話でサイトの運営者に問い合わせした」は9.4%となり、電話よりもメールを利用する場合が多い。「第三者機関に相談した」は6.1%、「家族や知人に相談した」は4.4%にとどまった。もっとも多い回答は「問い合わせも相談もしない」37.2%で、被害を放置するケースが多い。何もしない理由については、被害について聞かれるのが面倒、家族や知人に知られたくないという意見が多数をしめた。

 BBソフトサービスでは、中高生を対象とした現在の情報モラル教育では、いじめ問題や不適切な投稿、性犯罪防止などが中心で、インターネット詐欺のさまざまな手口の情報を知る機会が少ないため、社会経験や予備知識の少ない年代が犯罪者の標的になりやすくなっていると推測している。

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