宇宙から帰還、ベゾス氏「無重力体験は大きな驚き」…今後の宇宙旅行へ「多くのロケット必要」

宇宙から帰還、ベゾス氏「無重力体験は大きな驚き」…今後の宇宙旅行へ「多くのロケット必要」

ベゾス氏 無重力体験に驚き

宇宙から帰還、ベゾス氏「無重力体験は大きな驚き」…今後の宇宙旅行へ「多くのロケット必要」

宇宙からの帰還後、記者会見する(左から)デーメンさん、マーク氏、ベゾス氏、ウォリーさん(AFP時事)

 【ワシントン=蒔田一彦】米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏が設立した米宇宙企業「ブルーオリジン」は20日午前(日本時間20日夜)、同社初の有人宇宙飛行を成功させた。自ら宇宙船に乗り込んだベゾス氏は記者会見し、「もっと頻繁に飛行できるよう、更に多くのロケットを製造する必要がある」と述べ、宇宙旅行ビジネスの本格化に自信を見せた。

 同社は年内に更に2回の打ち上げを計画しており、その後も定期的に有人飛行を実施する考えだ。会見でベゾス氏は「ゼロG(無重力)の体験は大きな驚き。重力の中にいるよりずっと気持ちがいい」「地球の大気を見たことは最も深遠な経験だった」と振り返り、「(宇宙飛行の)販売額は1億ドル(約109億円)に近付いている。需要は非常に高い」と強調した。

 今回の飛行に参加した元宇宙飛行士候補の米国人女性ウォリー・ファンクさん(82)は「長い間待ってきて、ようやく宇宙に行くことができた。もう一度行きたい」と笑顔を見せた。費用を払って同社の宇宙飛行に参加する最初の乗客となったオランダ在住のオリバー・デーメンさん(18)は「もっと多くの人が体験できるようになってほしい」と語った。

 同社の宇宙船「ニューシェパード」は米テキサス州から打ち上げられた。ベゾス氏や弟のマーク氏ら4人が乗ったカプセルは上空でロケットから分離され、高度100キロ・メートル超の宇宙空間に到達。その後、パラシュートで減速しながら同州の砂漠に着陸した。飛行時間は約10分で、最高到達高度は約105キロ・メートルだった。

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