被災地ボランティアの負担軽減、ロボットスーツ無償で貸与

被災地ボランティアの負担軽減、ロボットスーツ無償で貸与

被災地でロボットスーツ貸与

被災地ボランティアの負担軽減、ロボットスーツ無償で貸与

HALを装着して作業する温泉旅館の従業員(左)

 茨城県つくば市の新興企業「サイバーダイン」は7月下旬から、自社が開発したロボットスーツ「HAL(ハル)」を熊本県内の豪雨被災地で無償貸与している。作業時の腰の負荷を軽減する機能があり、復旧作業に当たるボランティアらの負担減が狙い。

 同社によると、HALを装着して物を持ち上げようとすると、内蔵モーターが作動して装着者の動作を支援。腰への負荷が4割程度軽減されるという。建設現場や空港業務で導入されているほか、2018年の西日本豪雨など災害現場でも使われている。

 30日は、1階が浸水した人吉市の温泉旅館での作業が報道陣に公開された。HALを装着して災害ごみを運び出した同旅館の従業員男性(53)は「持ち上げる時に下から支えられるような力を感じ、楽に作業できる」と話していた。

 HALは同市に10台、八代市と阿蘇市に各4台、天草市と玉名市に各1台の計20台が配備され、復旧作業に使われる。サイバーダインの担当者は「今回の災害は新型コロナの影響でボランティアの数が限られており、ロボットの有用性は高い」と話した。

関連記事(外部サイト)