グリー、小学生向け学習ゲームアプリ「SHOW TIME!!」配信開始

グリー、小学生向け学習ゲームアプリ「SHOW TIME!!」配信開始

SHOW TIME!!の画面(写真:グリー社発表資料より)

 グリーは5日、千葉大学教育学部藤川大祐教授との共同授業を通じて企画・開発した小学生向け家庭科学習ゲームアプリ「SHOW TIME!!」の配信を開始した。将来的に教育分野への本格参入も視野に入りそうだ。

【こちらも】楽天、英語を効率的に学習する教材で英語学習事業に参入

 ゲームを主力事業とするグリーは、社会貢献活動の一つとして2013年より千葉大学教育学部と共同授業をプロデュースしている。ゲームを教育に活用できるという考えのもと、ゲームの要素を他分野に応用するというゲーミフィケーション理論と、グリーのエンジニアと共に学習ゲームを制作するという実践の構成によって、教員を目指す学生のゲーミフィケーションリテラシーの向上を図っている。

 現在小学校では、児童の能力差によって授業の進行に弊害が起きていると言われている。授業の内容・進行を一定レベルに合わせるため、効率的で公平な学習に繋がらないという問題がある。このような課題の解決のため、「能力差があるチームにおける協同作業を促す社会科・家庭科のアプリ」をテーマに千葉大学の学生とグリーグループのエンジニアが共同で4つのゲームを制作した。その中でも協同性やゲーム性、学習効果など5つの評価軸で最も点数が高かったものが今回配信される「SHOW TIME!!」という。

 小学6年生の家庭科、被服分野の知識獲得と多様な価値観の受容を狙いとしているアプリで、2人で1つの端末を使い、協力して被服にまつわるクイズを解き、アバターに衣類を着用させる。クイズの正答率が高いと選択可能な服の数が増え、コーディネートの幅が広がという仕組みだ。完成したコーディネートはクラス内で共有でき、児童同士が互いのコーディネートに「いいね!」などのリアクションをし、互いの価値観の共有や意見交換の機会を作る。アプリはiOSのみに対応しており、ダウンロード・基本プレイの料金は無料。自由に授業に取り入れることができる。

 協同で制作したアプリには他に、流通の仕組みを疑似的に体験できる「ぼくにとどけ〜愉快な妖精たちと流通を学ぶ物語〜」、歴史の復習ができる「そちの名は。-sochi name-」、住まいの働きについて学び、複数の物件から最適な物件を選ぶ「地球留学相談所」などがあるが、配信予定については公表されていない。

(高橋珠実)

関連記事(外部サイト)