アルテミス計画の有人月着陸船開発、NASAマーシャル宇宙飛行センターが主導

 NASAは8月16日、マーシャル宇宙飛行センターが、アルテミス計画のヒューマンランディングシステムプログラムを主導すると発表した。

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 マーシャル宇宙飛行センターは、1960年に米アラバマ州ハンツビルにNASAの研究機関の一つとして開設。かつてはジェミニ計画で使用されたタイタンロケットの開発、アポロ計画およびスカイラブ計画で使用されたサターン・ロケットの開発、スペースシャトルの推進器なども手掛けてきた。最近では、国際宇宙ステーション(ISS)の設計や機器の運営にかかわっている。

 いっぽうアルテミス計画は、NASAの有人月飛行計画で、2024年までに月面到達を目指している。この計画では男女2人を月面に送り込むことが予定されており、実現されれば、人類史上初の女性の月面到達となる。ちなみにアルテミスとは、ギリシャ神話に出てくる月の女神で、アポロの双子である。

 アルテミス計画では、スペース・ロンチ・システム(SLS)と呼ばれる新しい打ち上げシステムが採用される。スペースシャトルから派生した大型打ち上げロケットで、これにオリオンを搭載して月を目指す。

 オリオンは、NASAがスペースシャトルの代替として開発中の有人ミッション用の宇宙船だ。円錐形の司令船は、定員3名だったアポロ時と比べ、底面直径が約1.3倍の5mとなり、容積も3倍となることで、定員は最大6名と2倍に増えた。

 アポロが完全使い捨てであったのに対し、オリオンは繰り返し使用する計画であり、月面到達の次のミッションである火星飛行計画でも採用が視野に入れられている。

 マーシャル宇宙飛行センターでは現在、高さ約45mのSLSロケット液体水素タンクの構造試験中で、既に全試験の半分以上を完了、2024年の月面到達に向けて着々と準備がすすんでいる。

 現段階ではまだ具体的な日程が確定したわけではないが、2020年7月にアルテミス1の打ち上げが計画されており、この日程に対してはあと1年を切っている。順調に行けば今から5年後の2024年には女性宇宙飛行士が月面に降り立ち、笑顔で地球の人たちにメッセージを送ってくれるはずである。その日を楽しみに待ちたい。

(cedar3)

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