「メディカルRPA協会」が発足 医療業界のRPA普及と働き方改革を推進

「メディカルRPA協会」が発足 医療業界のRPA普及と働き方改革を推進

メディカルRPA協会のロゴとキャラクター(画像:メディカルRPA協会発表資料より)

 「一般社団法人メディカルRPA協会」が6日に発足した。これは、RPAの普及を図る日本RPA協会の呼びかけに応じ、名古屋大学医学部附属病院前病院長の石黒直樹氏が発起人となって発足したもの。RPAを活用することで、医療従事者の作業負荷の軽減と勤務環境の改善、働き方改革の推進を目指す。

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 現在の日本の医療は、医師や看護師などの医療従事者の長時間労働によって成り立っているという危機的状況にある。今後も患者が安心して医療を受けることができるためにも、医療従事者の労働環境の改善は急務となっている。

一方で、解決に必要な具体的な策が現場に浸透しているとは言い難い。そんな中、解決策の一つとして期待されているのが「RPAの活用」である。RPAを活用し、今まで処理手順に従って人間が操作画面から行っていた操作をロボットが肩代わりすることで、業務の効率化が期待できる。

近年、RPAは各分野の企業が導入を進めているが、医療業界に限ってみると、普及が進んでいない。このため、他業界の先行事例を参考にしながら医療業界でもRPAの普及と推進を目指し、医療業界の働き方改革をするため、メディカルRPA協会の設立に至った。

 メディカルRPA協会は、医療業界でのRPA普及や働き方改革推進に加えて、「医療機関の労働生産性向上やコスト削減、収益向上及び医療安全に寄与する」ことを目指すという。RPAの導入や検討を進めている医療機関の事例やノウハウの共有だけでなく、日本RPA協会と連携し、導入企業の最新事例の共有と議論を進めることで、医療機関のRPAの導入を後押しする。

具体的には、「先進事例の共有」「関連団体との連携」「解決策の共有プラットフォームの構築」などの領域で活動を行う。当面の活動としては、ワークショップや講演などの情報を医療関係者向けに発信し、RPAに関する有識者や民間のRPA活用企業の先進事例の講演などを行うという。

(まなたけ)

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