ドローン+防災の今!展示会で見かけた新製品&ソリューション

ドローン+防災の今!展示会で見かけた新製品&ソリューション

多目的無人ヘリコプター「EARTH ONE」。すでに飛行できる段階となっており、来年4月あたりでの市場投入を予定している。全長1,700mm、エンジン排気量は120ccで、約50分間の飛行が可能(撮影:防犯システム取材班)

 “空の産業革命”という触れ込みで、近年、大きな注目を集めている「ドローン」だが、災害救助・防災対策での利用にも大きな期待が寄せられ、実用化に向けて着実なステップを踏んでいる。

 幕張メッセで開催されていた「CEATEC JAPAN 2016」でも、災害利用を前提としたドローンの展示が複数行われていたので紹介していこう。

●エンジン駆動で長時間運用可能な無人ヘリ

 まず最初に紹介するのは、日本遠隔制御(JRPROPO)のエンジン駆動の多目的無人ヘリコプター「EARTH ONE」。二重反転式ローター制御システムを搭載し、東京航空計器社の国産フライトコントローラーを搭載する純国産のドローンとなる。ガソリンを燃料としたエンジン駆動のため、長時間の運用が可能な点は大きな強みと言えるだろう。


 ちなみにエンジン駆動のドローンは、バッテリー式のドローンと比べた場合、パワー面や運用時間の長さという点で優位性があり、測量・観測といった撮影用途だけに止まらず、物流や警戒業務、救難救助、農薬散布など、利用用途は多い。具体的な価格は非公表だったが、数百万円の前半くらいとのこと。

 また、同社のブースでは、アイデアグッズといえるドローンに搭載可能なアイテムとして、水の中に入ると自動で膨張して、浮き輪が飛び出るポーチ「マリンポーチRN型」、トラブルや事故などによる急降下への備えとなるドローン用パラシュート「Fruity Chutes」などが展示されていた。




●ドローンで災害現場の情報収集

 もう1つ紹介したいのは、日立製作所の「災害調査用地上/空中複合型ロボットシステム」として展示していた、災害現場の情報収集や、観測装置設置までの定点観測、災害情報共有のための三次元可視化用としての計測などでドローンを活用するソリューション。


 ドローンなどのUAV(無人調査プラットフォームヘリ)と、UGV(無人調査プラットフォーム車両)を使用して、災害現場の地上、上空からの両面での活動を可能とするもので、家屋倒壊等の災害調査では、同社の小型探索ロボットと連携して情報収集を行うこともできる。


 同ソリューションの主な納入先としては、自治体などの防災関連部署を想定しているどうだ。

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