「Now Platform」モバイル向け機能の強化で利便性向上

「Now Platform」モバイル向け機能の強化で利便性向上

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ServiceNow Japan(村瀬将思社長)は3月18日、IT、人事、セキュリティーなど、企業におけるさまざまな定型業務のワークフローを自動化して効率化するクラウドプラットフォーム「Now Platform」の最新バージョン「Madrid」の提供を開始したと発表した。ユーザー体験や生産性の向上を支援する、600超の新機能を追加した。
 同日に開いた説明会で村瀬社長は、今回の新バージョンについて、「特にデザインに力を入れた」と説明する。その例として挙げた「ServiceNow Mobile Studio」は、パッケージ化されたコンポーネントやテンプレートを活用し、ローコードまたはノーコードでiOS/Android対応のモバイルアプリケーションを開発できる機能で、SlackやMicrosoft Teamsとの連携にも対応する。村瀬社長は「プラットフォームの中にモバイルの機能を組み込んだことで、他のシステムとの連携もプラットフォームを介してできる」ことが特徴だと語る。
 また、社内のITサービス管理(ITSM)担当者が利用するダッシュボード画面の「Agent Workspace」では、インシデントに関連する情報や、関係者とのチャットなどを一つの画面上に表示。対応にあたり必要な情報を容易に得られるようにして、担当者が業務を優先順位付けて実行できるように支援することができる。
 米サービスナウは、社員数がグローバルで約8600人在籍し、「フォーブス・グローバル2000」の企業を主要ターゲットにビジネスを展開している。村瀬社長は、「毎年3割超、グローバルで売り上げを伸ばしている」と説明する。
 国内ビジネスは、日本法人を設立した2013年に本格的に開始した。米国本社から「2年程前に戦略市場として指定された」(村瀬社長)注力市場として現在、販売を強化するための施策を講じている。
 その一つとして今年、NTTコミュニケーションズの「Nexcenter」を活用して、東京と大阪に国内初のデータセンターを開設する予定。「データが日本国内にとどまるので、政府・官公庁や医療、金融など、法的になかなか使いづらかったお客様もServiceNowを全面的に活用していただくことができる」と村瀬社長は強調する。
 営業やプリセールスを中心とした採用活動も強化している。現在の社員数は非公開だが、村瀬氏が社長に就任した16年1月以降から「4、5倍になっている」といい、顧客の数もそれに比例して伸びているという。引き合いが好調である一方、顧客・パートナー側にServiceNowに精通した人材も不足しているとして、「人材育成が急務」だとしている。(前田幸慧)

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