MSPに選ばれるウェブルート製品 中小企業のセキュリティ対策を支援――ウェブルート

MSPに選ばれるウェブルート製品 中小企業のセキュリティ対策を支援――ウェブルート

MSPに選ばれるウェブルート製品 中小企業のセキュリティ対策を支援――ウェブルートの画像

週刊BCNは6月20日、「世界のサイバー攻撃から、お客様を一緒に守りましょう!〜『簡単・快適・迅速』だから売れる、ウェブルートの最新セキュリティAI〜」と題して、ウェブルート(伊藤誉三社長)の協賛によるセミナーを東京で開催した。近年、サイバー攻撃は高度化の一途をたどり、企業のセキュリティ担当者の負担が増している。特に中小企業においては、そもそも専任のセキュリティ担当者がいないケースも多い。そうした中小企業向けのセキュリティ対策として、ウェブルートはエンドポイントセキュリティ製品を提案。セミナーでは特に、MSP(マネージドサービスプロバイダー)での活用をアピールした。(取材・文/前田幸慧)●エンドポイントセキュリティを提供
ウェブルートの歩み
 ウェブルートは1997年に米国で創業。2005年に日本法人を設立した。当初はコンシューマー向けのアンチスパイウェアソリューションを展開してきたが、10年にクラウドの要素技術を持つPrevxと、脅威インテリジェンスサービスのBrightCloudの2社を買収したことが転機となり、クラウドベースのエンドポイントプロテクション製品の提供を開始した。
 セミナー冒頭に登壇し、ウェブルートの会社概要を説明した渋井政則・エンタープライズ営業本部長は、この時に「ビジネス領域をスパイウェアの世界からクラウドベースのマルウェアの世界へとシフトしていった」と話す。現在は成長期に入って、MSP/SMB向けの展開にフォーカス。今年春にはバックアップ・リカバリーサービスを提供するCarboniteに買収されたが、「(データ保護とエンドポイントプロテクションの組み合わせで)完全な端末保護として市場から評価されている」と語る。
 また、ウェブルートの中小企業向けサイバーセキュリティソリューションの三つのポイントとして、脅威インテリジェンスのエコシステム、MSP/SMB向けに設計されたプラットフォーム、パートナーを中心とした販売モデルを挙げる。現在までの実績として、1万3000社以上のMSPパートナー、30万以上の法人顧客、100社の脅威インテリジェンスのOEMパートナーとそれを利用したOEMユーザーが3000万人以上いると説明。ビジネス部門は19年度、前年比25%と成長しているとして、好調なビジネス展開をアピールした。
●「運用が簡単で使いやすい」
 ウェブルートの東田巌秀・マーケティング部シニアマーケティングマネージャは、ウェブルート製品がMSPに選ばれる理由について解説。「運用が本当に簡単。特に中堅以下のMSPにとって当社の製品が本当に使いやすく、だからこそ選ばれている」と強調した。
 東田マネージャは、ウェブルートの強みの一つとしてAIを挙げ、脅威データベースの運用に「10年以上AIを使っている」と話す。現在、世界中のドメインやIPアドレス、ファイル、アプリケーションといった情報をユーザーやパートナーから収集。AIを活用して、「ほぼリアルタイムに新しい悪質なファイルの87%を分類。半日後には93%、1日以内に100%分類する」という。
 また、東田マネージャは、エンドポイントプロテクションの強みとして、軽快な動作、未知の脅威を判定するふるまい検知、感染した場合でもそれらの変更を感染前の状態に戻す「ジャーナリング&ロールバック」を挙げた。さらに、SaaS型の管理コンソール「GSM(Global Site Manager)」について、「MSPが一番評価しているポイント。リモートでPC画面みながら簡単にいろんな会社の状況が分かって、問題があったら対応できる」とアピールした。
 パートナープログラムとしては現在、リセラーパートナーとMSPパートナーを募集している。ターゲットとするのは法人で、「中小が中心だが中堅・大企業も問わず募集している」という。パートナープログラム加入のメリットとして、パートナーポータルの利用や製品・販売に関する最新情報の提供を受けられることなどがある。パートナービジネスの申し込みから1〜2カ月ほどで販売を開始できると話した。
●ビジネスの幅を広げるMSP
 続いて、日本PCサービスの濱崎慎一・ビジネスソリューション事業本部ビジネスサポート事業部執行役員が、ウェブルート製品を活用したMSPビジネスについて紹介した。
 日本PCサービスは大阪府吹田市に本社を置き、個人・法人向けにPCや電化製品、ホームネットワーク機器などの保守サポートを提供している。売り上げの多くは個人向けが中心だが、近年は法人向け事業の拡大に注力している。
 そうした中で、MSPとしてウェブルート製品の提供を開始。もともとコンシューマー向けにウェブルート製品を展開していたが、MSPでの展開についてウェブルートから提案を受け、昨年から販売している。
 自社のコールセンターで管理コンソールのGSMを使い、各顧客の運用状況をリモートで管理。ある顧客企業でセキュリティアラートなどが出た際には、日本PCサービスの担当者が顧客に直接連絡し、ウイルスの感染状況や対処方法などについて説明するといったサポートを行っている。「コールセンターで解決できない場合は駆け付けでの訪問もできる」ことが強みだと濱崎執行役員は話し、さらに、「GSMは管理画面で、会社ごとに端末を何台使っているのか、どの端末にライセンスがひも付いているのかなど、ポリシー設定まで含めて細かく行うことができることがメリットだと感じている」と話す。「MSP使うことで確実に管理運用が楽になるし、それを提供する側のメリットも非常に大きいのでわれわれとしてはそれを月額で提供することでストックビジネスの構築にもつながっている」と語った。
 なお、セミナーでは余興として、怪談師の志月かなで氏が、ITにまつわる実話の怪談を披露した。

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