OKIが量子コンピューターを導入、製造現場の効率化を実現

OKIが量子コンピューターを導入、製造現場の効率化を実現

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OKIとOKIデータは、OKIデータのLED統括工場にD-Wave社の量子コンピューターを導入し、製造ラインの半導体製造装置の最適配置を算出した。その結果、作業員の移動距離を平均28%短縮し、現場の効率化を実現した。
 OKIデータのLED統括工場では、製造工程の異なる複数の製品が数十〜数百台の半導体製造装置を共用し、装置間を作業員が移動して製造していた。そのため、生産性向上のため、装置の配置を最適化し、作業員の移動距離をできるだけ短くする必要があった。しかし、装置の台数、種類が多いため、組み合わせのパターン数は爆発的に増加し、今回のケースでも10の100乗を優に超える数になる。スーパーコンピューターのような高性能な従来型コンピューターを用いても全てを計算して最適な装置配置を算出することは現実的には不可能だった。
 OKIとOKIデータは、D-Wave社の量子アニーラを使い、最適配置に取り組んだ。LED統括工場のメンバーも参加し、製造工程、製造数の異なる製品2種を同一工場内で製造するときの条件をモデル化し、計算アルゴリズムを独自に設計した。この新しいアルゴリズムを用いて量子アニーラにより最適な装置配置を計算したところ、作業員の移動距離を平均28%短縮することができた。
 OKIとOKIデータは、今回の結果をさらに精緻化した上で、LED統括工場の生産性向上に適用する予定だ。また、今後も量子コンピューターの実用化に取り組んでいく。

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