高知県、防災訓練に津波浸水・被害推計システムを活用

高知県、防災訓練に津波浸水・被害推計システムを活用

高知県、防災訓練に津波浸水・被害推計システムを活用の画像

高知県は、9月17日に実施する「令和元年度高知県災害対策本部事務局等震災対策訓練」に、RTi-castが開発したリアルタイムに津波の浸水状況と建屋などの被害推計を行う「リアルタイム津波浸水・被害推計システム」を活用する。RTi-castは、東北大学、東北大学ベンチャーパートナーズ、国際航業、エイツー、NECが2018年5月に共同で設立した。
 リアルタイム津波浸水・被害推定システムは、津波の浸水による被害推定を、スーパーコンピューターを用いてリアルタイムに予測する。東北大学と企業との産学連携研究で実用化。地震発生後の津波発生の判定から、断層の推定、津波初期水位の計算、津波浸水シミュレーション、被害予測、可視化・配信まで最短で20分で処理することができる。
 高知県は、同システムを震災対策訓練に導入することで、南海トラフ地震の発生を想定して県全域にわたる津波被害を量的に推計し、その情報をもとに発災初期の応急対応を検討するなど、より実践的な防災訓練を実施する計画だ。
 なお、高知県の災害対策本部事務局等震災対策訓練では、約170人の職員などが参加し、防災作戦室のディスプレイに同システムで推定した津波被害を表示し、対応策を検討するなどして、初動期の訓練を実施する予定だ。

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