日本はIT技術者数で世界第4位、ヒューマンリソシアの調査

日本はIT技術者数で世界第4位、ヒューマンリソシアの調査

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ヒューマンリソシア(御旅屋貢代表取締役)は3月25日、世界のITエンジニアについての調査結果を「92か国をデータで見みるITエンジニアレポートvol.1 世界各国のIT技術者数まとめ」として発表した。
 今回のレポートでは、各国の統計データなどをベースとした独自分析により、世界92カ国のIT技術者数は2136万5000人、IT技術者数の増加率は年間約3.35%と推計。IT技術者数では、米国、中国、インドといったIT大国に加え、北ヨーロッパ諸国をはじめとしたヨーロッパ地域の存在感が際立つ結果となった。一方、日本は、IT技術者数では世界第4位であるものの、IT技術者数の伸び率は27位にとどまる結果となった。
 レポートの主な内容としては、世界92カ国のIT技術者は推計2136万5000人。地域別にみると、最もIT技術者が多いのは中国、インドといったIT大国を擁するアジア・オセアニア地域で、811万6000人となった。次いで、477万6000人の北米(米国)、295万9000人の西ヨーロッパが続いた。この結果、世界のIT技術者の約4割が、アジア・オセアニア地域で就業していることがわかった。また、北米(米国)で就業しているIT技術者は、世界のIT技術者の2割強、ヨーロッパ全体のIT技術者は、世界の約3割を占めている。
 各国のIT技術者数を国・地域別でみると、米国がトップの477万6000人、ついで中国の227万2000人、インドの212万人と続く。この3カ国で、世界のIT技術者の約43%を占めており、IT大国として大きな存在であることがわかる。なお、日本は109万人で、第4位となった。しかし、トップの米国の2割強、3位のインドと比較しても約半数にとどまる結果となった。
 次に、全人口に占めるIT技術者の割合を地域別にみると、最も割合が高いのは北ヨーロッパの1.59%、次いで米国の1.47%、西ヨーロッパが1.12%と続いた。なお、地域別で最もIT技術者数が多いアジア・オセアニアは0.20%と、人口に占めるIT技術者の割合は低いことがわかる。今後、各国のIT産業が成長することにより、IT技術者が多く生まれる可能性を秘めていると考えられる。
 IT技術者の割合を国・地域別に見てみると、トップがアイスランドの2%、第2位以下は、スウェーデン、エストニア、アイルランド、フィンランドと、ヨーロッパの国が続いた。注目すべきは北ヨーロッパ諸国で、トップ10に6カ国がランクインする結果となった。IT技術者数で世界第2位、3位の中国とインドは、それぞれ67位、70位と、人口の多さが影響してか、IT技術者の割合は低い結果となった。また日本は、0.86%の32位で、アジア圏では、韓国(12位)、シンガポール(22位)、香港(24位)に続く4位であった。
 IT技術者数をデータが収集できる前年と比較し、人数ベースでの伸び率を算出したところ、世界のIT技術者数は年間3.35%増加していることがわかった。これを地域別にみると、最もIT技術者数が伸びているのは北ヨーロッパの5.63%、そして中央・西アジア、東ヨーロッパと続いた。とくに、北ヨーロッパは、IT技術者の割合が高いうえに、技術者の人数も大きく増加した。
 IT技術者数の伸び率を国別にみてみると、最も高いのがルクセンブルクとラトビア、そして3位がベルギーとなり、ヨーロッパ各国の伸び率の高さが目立つ結果となった。
 一方、IT技術者数トップ3については、中国が8.59%の16位、インドが5.71%の22位、米国が3.22%の35位となった。伸び率では上位ではないが、母数の規模からして、相当の拡大傾向であるといえる。なお、日本は4.81%で、世界平均である3.35%を上回ってはいるが、順位としては27位であった。