季節別に想定される日本の自然災害|事前の備えの重要性とは

季節別に想定される日本の自然災害|事前の備えの重要性とは

春に想定される自然災害5つ

最近の異常気象や頻発する地震など、自然災害はいつ起こるか分かりませんが、季節によって起こりやすい災害はある程度想定されています。被害を最小限に抑えるためにも、予測される災害を把握して事前にできる備えをしておきましょう。

季節別自然災害

地球の温暖化により、洪水が起きるほどのゲリラ豪雨や、熱中症を引き起こす夏の猛暑など、近年異常気象が目立ちます。

また、地震調査委員会から発表された、今後30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した予測地図によると、「震度6弱以上の揺れに襲われる確率が0%の地域は1つもない」とされています。

つまり、現在日本を取りまく災害の危険性は高まる傾向にあると言っていいでしょう。

そこで、予測不能な自然災害に対し、常に気を張っている訳にもいきませんが、四季がはっきりしている日本では、気象条件から季節別に発生しやすい自然災害がある程度想定されているため、あらかじめ把握し、事前に対策しておくことで被害を最小限におさめる準備が求められます。

それでは、季節別に発生しやすい自然災害について、詳しく見ていきましょう。

春に起こりやすい自然災害

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春に起こりやすい自然災害は、主に以下の5つが想定されます。

1.春一番(2月〜3月頃)
2.春の嵐/メイストーム(3月〜5月頃)
3.融雪洪水(3月〜5月頃)
4.雪崩(1月〜3月頃)
5.黄砂(3月〜4月頃)

春一番

春一番とは、2月〜3月頃、北海道・東北地方の北日本と沖縄を除く地域でその年に初めて吹く、暖かく強い南風(8m/s以上)のことを指します。

日本海を進む低気圧に向かって吹き込み、季節外れの暖かな陽気となりますが、低気圧が発達しながら日本海を北上すると海難事故が発生しやすくなるため、漁業関係者の間では、春一番は昔から警戒されていました。

また、雪崩や融雪洪水などの気象災害を引き起こしたり、空や鉄道の運行にも影響を及ぼしたり、強い寒の戻りによる急激な温度変化をもたらすなど、警戒が必要な風でもあります。

春の嵐・メイストーム

メイストームとは「春の嵐」とも呼ばれ、3月〜5月にかけて、北からの冷たい空気と南からの暖かい空気がぶつかり、日本列島付近に温帯低気圧が急速に発達する台風並みの暴風や猛吹雪を指します。

温帯低気圧は台風と違い1〜2日で急激に発達する上に、低気圧の中心から離れたところでも風が強く吹くため、被害の範囲が広くなりやすいという特徴があります。

融雪洪水

融雪洪水とは、3月〜5月頃の雪解け時期、積もった雪が気温上昇により大量に融けて河川に流れ込み、河川を増水させて発生する洪水のことを指します。

雪解け時期は、毎年ほぼ同じであるうえに、発生しやすい河川や過去の被害状況も分かっているため、他の自然災害と比べて備えやすい災害と言えます。

雪崩

雪崩とは、急斜面上などに降り積もった雪や氷が重力の影響を受けて崩れ落ちる現象を指します。国土の半分以上が豪雪地帯に指定されている日本とって、毎年のように発生する雪崩は、非常に危険な災害です。

古い積雪面の上に降り積もった新雪だけが滑り落ちる「表層雪崩」は、すべり面が積雪内部にあり、気温が低く、降雪が続く1、2 月頃の厳寒期に多く発生します

斜面に降り積もった古い積雪と新雪が地表面を滑り落ちる「全層雪崩」は、すべり面が地表面にあり、春先の融雪期など気温が上昇した時に多く発生します

表層雪崩は時速100〜200km、全層雪崩は時速40〜80kmといずれも崩れ落ちるスピードが非常に速く、破壊力も大きいため被害範囲も広くなります。

黄砂

黄砂は中国大陸内陸部の砂漠や乾燥地帯など、乾燥・半乾燥地域で、強風により吹き上げられた多量の砂じん(砂やちり)が、偏西風によって運ばれ、日本まで運ばれてくる現象を指します。日本では3月〜4月にかけて観測される日が多く、

風によって大気中に舞い上げられた黄砂により、車や洗濯物が汚れたり、視界が悪くなるだけでなく、目、鼻、喉、肌などに不調を感じる人も多く、私たちの生活に影響を及ぼす問題となっています。

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