線状降水帯ほか、夏に起こりやすい自然災害と対策について解説

線状降水帯ほか、夏に起こりやすい自然災害と対策について解説

夏に起こりやすい災害と対策

令和3年7月に起こった熱海の土砂崩れは、建物を100棟以上、死傷者も多く出てしまう大規模自然災害となってしまいました。年々夏の大規模自然災害は増加しており、被害を最小限に抑えるためには事前の災害対策が必要です。

本記事では夏に多い大規模自然災害の特徴、今年から運用が開始された線状降水帯発生情報について詳しく解説していきます。また自然災害から、身を守るためにできる災害対策についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

夏に多い大規模自然災害とは?

近年は地球温暖化の影響により、猛暑による熱中症被害が増加しています。また大気が不安定になることで、ゲリラ豪雨や竜巻などの突風や、局所的な集中豪雨が起こる頻度も高まっています。

ここでは、特に夏に多い大規模自然災害について解説します。

猛暑

猛暑は地球温暖化が原因とされており、人だけでなく、農業や畜産、漁業など生活環境にも影響がでています。

最高気温が35℃を超える日を猛暑日といい、れっきとした夏の災害の一つです。気温の上昇によりさまざまな症状が現れる熱中症を起こしやすくなり、人体に大きな影響を及ぼします。対処が遅れると生死に関わるため、熱中症は現代の気象災害として注意が呼びかけられています。

環境省では、熱中症を予防することを目的として、気温だけでなく湿度や日射などの熱環境も含めた暑さ指数(WBGT)を導入しています。暑さ指数が28を超えると熱中症患者が著しく増加する危険性があるため、厳重警戒すべき指数の目安とされています。

wbgt

出典:環境省|熱中症予防情報サイトより

ゲリラ豪雨

ゲリラ豪雨とは集中豪雨の一種で、局地的に起こる大雨を指します。

5〜9月頃に大気が不安定になることで起こり、天気予報による正確な予測は難しいとされています。ゲリラ豪雨という呼び方はマスコミなどが使用する言葉であり、正式な気象用語ではありません。

地上と上空の温度差が大きく大気の状態が不安定になると、積乱雲が発生しやすくなりゲリラ豪雨となります。この積乱雲は短時間で急速に発達し、雷や突風を伴う大雨になることもあります。

土砂災害

雪解けや梅雨、台風、地震などによって、一年中起こる土砂災害ですが、夏は特にゲリラ豪雨の影響を受けた土砂災害が増加します。初夏から秋にかけて台風、梅雨・秋雨前線による激しい雨が続いたことで地盤が緩み、ゲリラ豪雨をきっかけに土砂災害に続く危険性もあります。

記憶に新しい令和3年7月3日に起きた熱海の土砂災害では、大気の状態が前線の停滞により不安定になったため、記録的な大雨になりました。その後、大きな土石流が発生し、多くの建物や人々の被害が確認されました。土石流は小さなものも含めると、10回以上に渡り繰り返し発生したとされています。

自然災害は突然起こるものなので、事前にどのような災害が起こりうるのか、あらかじめ想定しておく必要があります。

https://koneta.nifty.com/koneta_detail/1141008012608_1.htm

土砂災害を引き起こす線状降水帯とは

線状降水帯とは、複数の積乱雲が並んで形成される線状の積乱雲を指します。線状降水帯が発生すると、数時間に渡って局地的な豪雨が起こります。

土砂災害など大規模自然災害につながる危険性があるため、気象庁では「線状降水帯発生情報」の運用を6月17日より開始しています。

続きは IT小ネタ帳

関連記事(外部サイト)