確定申告e-Tax利用は85%
2023年03月13日 07時00分IT小ネタ帳
令和4年(2022年)分の所得税等の確定申告の相談及び申告書の受付が令和5年(2023年)2月16日(木)から開始されました。申請期限は3月15日(水)までです。
国税庁のHPによると、既に85%以上の人がe-Taxを利用して確定申告会場に来場せずに確定申告しているようです。
これまでの確定申告は用紙を作成して税務署に提出するアナログ形式が一般的でしたが、オンライン化が進みスマホでもネットで確定申告が可能になっています。
本記事では、マイナンバーカードとネットを使ってスマホで確定申告をする方法を解説します。
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スマホでの確定申告でできること
スマホで行う確定申告では、以下の所得を申告できます。
・給与所得
・雑所得
・一時所得
・特定口座年間取引報告書
・上場株式等の譲渡損失額
また以下の控除対象となる項目も申告が可能です。
・すべての所得控除
・政党等寄附金特別控除
・災害減免額
・外国税額控除
・予定納税額
・本年分で差し引く繰越損失額
以上の対象を踏まえると、スマホで確定申告ができるのは以下のどちらかに該当する場合となります。
・会社員・年金収入や副業による雑所得がある
スマホでの確定申告ができない人
スマホでの確定申告ができる人は、事業所得や不動産所得がない人に限られています。
スマホでは、基本的にWeb上の確定申告書作成コーナーで提出書類を作成しますが、確定申告書等作成コーナーでは事業所得や不動産所得の記入ができません。
そのため、個人事業主は基本的にはスマホでの確定申告はできません。また、税理士による代理申告もできないため注意が必要です。
スマホの確定申告で必要なもの
スマホで確定申告する場合、基本的に以下のものを準備しておきます。
・マイナンバーカード・還付金の受取口座の番号
・源泉徴収票
・控除対象となる費用の明細、証明書
マイナンバーカード、還付金の受取口座番号は必須です。
源泉徴収票や控除対象費用の明細などがある場合は用意しておきましょう。
スマホで確定申告する方法
スマホでの定申告方法は以下の2種類あり、手続き方式が異なります。
1.マイナンバー方式2.ID・パスワード方式
ここでは、マイナンバー方式で申請する方法について解説します。
マイナンバーカード方式で行う手順
マイナンバーカード方式で確定申告を行う場合、おおまかな手順は以下の通りとなります。
1.マイナポータルアプリで事前設定の準備をする
2.確定申告の事前設定をする
3.確定申告書等作成コーナーから手続きをする
マイナンバーを使って申告する場合に必要なもの
マイナポータルと連携してマイナンバーカードを使って確定申告をする場合、以下の2つが必要です。
1.マイナンバーカード読み取り対応のスマホ2.マイナポータルアプリのインストール
すべてのスマホがマイナンバーカード読み取りに対応しているわけではないため注意しましょう。
マイナンバーカード読み取り対応の機種は「公的個人認証サービスポータルサイト」で確認できます。
またスマホでの確定申告では、「マイナポータル」アプリを利用するのでインストールしておきましょう。
事前設定の準備をする
事前設定をする際は、まずスマホでマイナポータルアプリを起動して以下の手順を実施します。
1.「利用者登録/ログイン」をタップ
2.マイナポータルアプリが起動したら、利用者証明用電子証明書のパスワードを入力
3.マイナンバーカードをテーブル等に置く
4.スマホをマイナンバーカードにかざす
「ログインに成功しました」と表示されたら、次に以下の手順を実施しましょう。
1.「利用者登録へ進む」をタップ
2.画面の指示に従って必要な情報を入力
3.「利用規約に同意して確認へ進む」をタップ
4.確認画面で入力情報に誤りがないかチェックする
5.間違いがなければ「利用者登録する」をタップ
6.「トップページへ戻る」をタップ
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