メール設定で分かりづらい「POP」「IMAP」の違いとは? IMAPのメリット&設定方法まで

メール設定で分かりづらい「POP」「IMAP」の違いとは? IMAPのメリット&設定方法まで

メール設定で分かりづらい「POP」「IMAP」の違いとは? IMAPのメリット&設定方法まで

パソコンを買いかえたり、回線を新規契約したり、光コラボに転用したり、メールアドレスを設定する機会は意外にあります。ただ使い始めるまでが大変。メール設定する際「POP」「IMAP」「SMTP」など専門用語が並びうんざり……という人も多いのでは。ここでは用語の意味を押さえつつ、なにかと便利な「IMAP」の設定方法を見ていくことにします。

◆メール設定でよく聞く「POP」とは?

メール設定でつまずきやすいポイントの一つが専門用語。特に「POP」と「IMAP」はメールの受信方法を示すものですが、違いがわかりにくいのも事実です。まずは「POP」から見ていきましょう。

POPとは、「Post Office Protocol(ポストオフィスプロトコル)の頭文字を取ったもので、「ポップ」と読みます。フルネームを聞けば、ポストオフィスが郵便局という意味であることから、メールをやり取りするための用語というのはイメージしやすいと思います。

なお、プロトコルに関しては、「通信規約(電子機器間で通信する際の取り決め)」を意味しています。現在のプロトコルがバージョン3であることから、「POP3」と呼ばれ、プロバイダーからの設定案内などで目にしたことがある人もいるでしょう。

POPのメール受信方法は、メールサーバーに新着メールが届き、ユーザーがパソコンなどでサーバーにアクセスしてメールを端末にダウンロード。パソコンなどでメールデータを管理します。郵便受けに手紙を取りに行くイメージですね。

主なメリットは、
1:パソコンなどの端末のハードディスク容量が許しさえすれば、大量のメール保存が可能
2:端末内にメールデータがあるので、受信済みメールであれば、閲覧や削除、整理といった管理がインターネット環境なしで行える

などの点が挙げられます。

反対に、
1:パソコンにデータを保存しているため端末が故障した際はメールが見られない
2:原則として複数の端末でメールを確認できない(※利用する全パソコンでメール受信設定&「サーバーにメールを残す」設定をすれば可能)
3:複数のパソコンでメール設定をしても各端末にメールデータが保存されるため、既読や削除などは各マシンで行う必要がある

といったようなデメリットがあります。

またPOPメールを利用する場合、メールデータはパソコンなどに保存しますので、基本的にはメールソフト(メーラー)が必要となります。

◆「IMAP」とはどんなメール方式? 「POP」との違いは?

IMAPとは、「Internet Message Access Protocol(インターネットメッセージアクセスプロトコル)」の頭文字をとった言葉で、「アイマップ」と読みます。「インターネットアクセス」とあることからもわかるように、メールを読むにはパソコンなどでメールサーバーへアクセスし、サーバー上でメールを閲覧します。

IMAPでもメーラーを利用するのが一般的ですが、POPとの大きな違いは、メールデータはパソコンにダウンロードや保存をしないということ。

正確には細部が異なりますが、イメージとしては、図書館に行って本を借りるというのがわかりやすいかもしれません。このとき、たしかに本(※メール)を家に持ち帰りますが(※メーラーで受信)、あくまでも保管しているのは図書館(※メールサーバー)。その代わり、見たいときに図書館へ行けば(※サーバーにアクセス)、いつでも閲覧することができます。

POPと比較した場合の主なメリットは、
1:サーバー上にメールデータが保存されるため、複数の端末で利用する際、未読メールや振り分けフォルダなども自動で同期される
2:サーバー上にメールデータがあるため、パソコンが故障してもメールの確認が可能
3:パソコンのハードディスク容量を気にしなくてすむ

などの点が挙げられます。ほかにもパソコンにメールをダウンロード&保存しないため、POPよりもセキュリティ面に期待できると言われることも多いです。

一方、
・メールデータがサーバー上に貯まっていくため、容量の上限に達した場合、不要なメールを削除する必要がある

というデメリットがあります。

◆「POP」と「IMAP」はどちらが便利?

それではどちらを使うのがいいのか……という疑問が出てきますが、その答えは一概には決められません。どうメールを利用方法したいかで変わってきます。

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