「NECが目指す未来のまち 〜スーパーシティ」がCEATEC AWARD 2021総務大臣賞を受賞【CEATEC 2021 ONLINE】

NECがCEATEC AWARD 2021総務大臣賞を受賞

 CEATEC 2021 ONLINEが10月19日より開幕した。それに先駆け、CEATEC AWARD 2021が発表され、総務大臣賞に日本電気株式会社(NEC)の「NECが目指す未来のまち 〜スーパーシティ〜」が選出された。

 CEATEC AWARDはCPS/IoTによるSociety 5.0の実現を促し、新たな価値と市場の創造・発展に貢献、関係する産業の活性化に寄与することを目的としたもので、総務大臣賞、経済産業大臣賞、カーボンニュートラル部門賞、スーパーシティ/スマートシティ部門賞、DX部門賞、ソリューション部門賞、要素技術・デバイス部門賞、スタ-トアップ&ユニバーシティ部門が用意されている。

 本稿では総務大臣賞になった「NECが目指す未来のまち 〜スーパーシティ〜」を紹介していく。また経済産業大臣賞、及び部門賞については別稿において紹介する。

 なお、CEATEC 2021 ONLINE10月22日まで開催。入場は無料だが入場登録が必要。

NECが目指す未来のまち 〜スーパーシティ〜

 「NECが目指す未来のまち 〜スーパーシティ〜」は、NECがCEATECの企業エリアで出展しているもの。ベースとなる「NEC都市OS」は、同社が自治体向けに販売しているクラウドサービスで、観光や医療福祉、防災、地域特有の課題に対応するために横断的なデータ利活用を実現するサービスだ。またスーパーシティ構想の実現に必要とされる要素をカバーしている。スーパーシティ構想は人口減少やインフラ老朽化、災害増加などの課題に対して先端技術の活用で補おうとするものだが、「NEC都市OS」は、その構想に沿いつつ、都市経営や観光、医療福祉といった部分にも対応するのが特徴といえる。

 データ利活用基盤にはFIWAREを使用し、住民や自治体、事業者はAPIを通じて各種データを利用できる。データ分析にはNEC the WISE、生体認証にBio-IDiom、ID管理・連携にNEC Smart ConnectivityとNECの各種技術が投入されており、防災や観光、移動、エネルギー、都市経営、医療福祉、インフラ維持などの最適化を狙う。

 上記したように横断的なデータ利活用をすることで、複数のデータが絡む要素に対して効率良く対応することができ、また町のあらゆるステークスホルダーがデータを活用することで、地域の特性やニーズ似合わせたシステム構築も可能と柔軟性も高い。これらはIoT関連技術の上に成り立っており、ここ数年のCEATECの動向を反映し、かつ近未来の町のあり方を示すという点でも分かりやすいものだ。

概念図

 想定される事例としては、観光と移動が例に挙げられており、その町に観光をする際、初期の観光計画に対して、天候や混雑状況をリアルタイムで反映し、新しいプランをレコメンドする。事業者は滞在時間や移動ルート、属性などの情報を得られるため、デジタルマーケティングにも活用できるといった具合だ。

 また医療データの利活用では、個人の同意を元に退院後の各種手続きや民間サービスの紹介、災害時のスムーズな診療や薬の処方なども挙げられており、官民のデータ相互利用による利便性の向上もポイント。経済基盤の活性化だけでなく、QOLの向上も見込めるとしている。

 NECでは、2025年度までに200都市で実装することを目標に挙げている。

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