意外なところに影響を及ぼしたドコモの通信障害 ほか【中島由弘の「いま知っておくべき5つのニュース」2021/10/14〜10/21】

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1. ニューノーマルに向けた各社の取り組みが一堂に 「CEATEC 2021 ONLINE」まとめ

 10月19日、「CEATEC 2021 ONLINE」が開幕した。テーマは「つながる社会、共創する未来」で、「ニューノーマル社会と共に歩むCEATEC(CEATEC-Toward Society 5.0 with the New Normal)」をスローガンとして掲げている。そして、314社の企業・団体がオンライン展示会場に出展してしている。

 コロナ禍が静まりつつある中、これからの社会=ニューノーマルに向けた各社の取り組みを見ることができる。より具体的なキーワードは「カーボンニュートラル」「5G」「モビリティ」「スーパーシティ/スマートシティ」というもので、情報通信技術のみならず、さまざまな分野の人にとって興味深いものといえるだろう。さらに、ハードウェアだけでなく、デジタルサービスも含めて、社会のデジタルトランスフォーメーションの進捗を知るうえでもよい機会だ。

 加えて、10月20日と21日には総務省の主催による、5G・Beyond 5Gをテーマとしたコンファレンスも併催された。

 以下、記事の見出しをまとめて、ニュースソースに挙げておく。

ニュースソース

  • “FAX”や“ハンコ”の電子化に、フリーアドレス座席抽選システムまで、テレワーク・働き方改革関連の見どころを紹介【CEATEC 2021 ONLINE】[INTERNET Watch]
  • 軽量で折り曲げ可能、東芝のフィルム型太陽電池がCEATEC 2021 経済産業大臣賞を受賞【CEATEC 2021 ONLINE】[INTERNET Watch]
  • 「NECが目指す未来のまち 〜スーパーシティ」がCEATEC AWARD 2021総務大臣賞を受賞【CEATEC 2021 ONLINE】[INTERNET Watch]
  • CEATEC 2021 オープニングイベント開催―「つながる社会、共創する未来」を目指して テーマは「カーボンニュートラル」「5G」「モビリティ」「スーパーシティ/スマートシティ」[INTERNET Watch]
  • CEATECが明日から開幕、8年ぶりに電機8社がそろい踏み、アドビやソフトバンクも 化粧品のポーラや、海外連携、22都道府県参加のセッションも[INTERNET Watch]
  • 世界のスタートアップが「日本の課題」を解決−CEATEC 2021「JETRO Global Connection」の狙いを聞く ハンコ型端末による電子スタンプや「手に特化したパワードスーツ」、スマート倉庫、昆虫食、地域専用SNS、オンデマンド公共交通などなど45社……[INTERNET Watch]
  • 電波を拡散するフィルムに計測機器、自動運転向け車載用モジュールまで、5G関連の見どころを紹介【CEATEC 2021 ONLINE】[INTERNET Watch]
  • 豚舎を見える化するIoT(インターネット オブ 豚舎)「みえる豚(とん)」【CEATEC 2021 ONLINE】[INTERNET Watch]
  • 今年のCEATECの流れを表す部門別AWARD、ソリューションや技術をチェック【CEATEC 2021 ONLINE】[INTERNET Watch]
  • CEATEC 2021 ONLINEコンファレンス(国際ワークショップ、3GPPサミット)の開催[総務省]
  • 新たなデジタル社会に向け、異業種やスタートアップ企業との提携〜MUFG、NTTドコモ、マネーフォワードの経営トップがパネルディスカッション[INTERNET Watch]

2. 72.1%が「スマホ依存の自覚アリ」

 MMD研究所がスマートフォンを所有する15〜69歳の男女を対象にして実施した「2021年スマホ依存と歩きスマホに関する定点調査」の結果を公表した(ITmedia)。

 それによると、「かなり依存している」と答えた人が17.6%、「やや依存している」が54.7%と、合わせておおそよ7割の人が「依存している」ことを認識している。性年代別では「かなり依存している」と「やや依存している」の合計が最も高かったのは40代女性(83.0%)という結果だ。また、歩きスマホについても「危ないと思う」とした人は69.6%で、「やや危ないと思う」とした人23.8%と合計すると93.4%に上る。

 都市部での歩きスマホは周囲の迷惑にもなるが、何よりも大きな事故に結び付かないように行動のバランスを考えるべきだろう。

ニュースソース

  • 72.1%が「スマホ依存の自覚アリ」 最も依存度の高い層は?[ITmedia]

3. アップルとグーグルが新製品を発売

 10月19日、アップル社が新製品を発表した。Mac用の新チップ「M1 Pro」「M1 Max」(ケータイWatch)を搭載した新型「MacBook Pro」(ケータイWatch)、新カラーの「HomePod mini」(ケータイWatch)、「AirPods(第3世代)」などである。また、「macOS Monterey」は10月26日にリリースされる(CNET Japan)。

 一方、グーグルは新型スマートフォン「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」を発表した(ケータイWatch)。どちらのモデルもグーグル独自開発のチップセット「Tensor」を搭載する。記事によれば「パフォーマンスはPixel 5との比較で最大80%アップ」しているという。そして、「何年にもわたって培ってきたAIなどの知見を注ぎ込んだ」とし、「グーグルの機械学習に対して最適化できるようデザインした」と説明している。さらに、「Android 12」の配信も開始した(TechCrunch日本版)。

 いずれも、それぞれのハードウェア性能を生かすアプリケーションの登場も待たれるところだ。

ニュースソース

  • アップル、「HomePod mini」の新カラーを発表[ケータイWatch]
  • アップルの10月19日発表会まとめ、AirPods(第3世代)はどこが違う? 新型「MacBook Pro」の魅力とは[ケータイWatch]
  • アップル、Mac用の新チップ「M1 Pro」「M1 Max」発表[ケータイWatch]
  • アップル「macOS Monterey」、10月26日にリリース[CNET Japan]
  • 「Apple Music」に新料金「Voice」プラン、月額480円[ケータイWatch]
  • グーグル、「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」を発表[ケータイWatch]
  • グーグル「Pixel 6」シリーズ発表、本誌記事まとめ[ケータイWatch]
  • グーグルが新OS「Android 12」配信開始、セキュリティを改良しよりパーソナルに[TechCrunch日本版]

4. 意外なところに影響を及ぼしたドコモの通信障害

 社会的にも大きなニュースとして報じられたドコモの通信障害は意外なところにも影響が生じていたようだ。1つは、カーシェア事業大手のタイムズカーで、一部車両が利用できない状態(ケータイWatch)になった。また、「ちよくる」などのドコモ・バイクシェアでも通信障害で利用しづらい状態になった(ケータイWatch)という。いずれも、車や自転車の解錠を行うためにドコモの電波を利用するワイヤレス通信機器が採用されていて、今回のような通信障害が生じると、こうした機器まで利用できなくなるというわけだ。

 もはやスマートフォンなどの端末でのサービス(通話やデータ通信)だけでなく、こうした機器の制御にも利用されていることに改めて気付かされる。今後、ますますワイヤレス網への依存は高まると思われるが、こうした事故や災害時などの通信が途絶えたとき、一気に不具合が広がることには留意が必要だ。

ニュースソース

  • 「ちよくる」などのドコモ・バイクシェア、ドコモの通信障害で影響[ケータイWatch]
  • タイムズカー、19時ごろに”通信キャリアのトラブル“で一部車両が利用できない状態に[ケータイWatch]
  • ドコモ、14日夕方に音声通話・データ通信で障害[ケータイWatch]
  • ドコモの14日の通信障害、影響規模「前週と比べ通話は約15%、パケットは約4%減少した」[ケータイWatch]
  • ドコモの通信障害、IIJmioにも影響[ケータイWatch]

5. イベントカレンダー:Beyond 5G国際カンファレンスとNTT R&Dフォーラム

 近々開催が予定されている参加をお勧めしたいイベントを紹介しておく。

 まず、11月9日・10日に開催されるのが、総務省、Beyond 5G推進コンソーシアムが共催する「Beyond 5G国際カンファレンス2021」だ(総務省)。オンラインでも参加できる。「我が国及び海外の産学官それぞれの観点からのBeyond 5G推進に向けた取組の共有や、Beyond 5G推進に必要な研究開発等の要素についての国際的な視点からの議論を通じて、Beyond 5G推進に向けた、産学官による国際連携について検討」することが趣旨となっている。

 また、NTT研究所は11月16日〜19日、「NTT R&D FORUM ? Road to IOWN 2021 」を開催する(NTT)。こちらもオンラインでの参加が可能。

 コロナ以降、こうしたコンファレンスがオンラインで参加できるようになったことで、会場がある首都圏だけでなく、日本各地や世界中から参加できることは助かる。もちろん、現地で参加する別の価値もあるが、最新の情報を広めるという意味では今後も続けてもらいたい方式だ。

ニュースソース

  • 「Beyond 5G国際カンファレンス2021」の開催[総務省]
  • NTT R&Dフォーラム ? Road to IOWN 2021[NTT]