ボブ・ディラン氏のノーベル文学賞受賞決定に、韓国ネットも意見さまざま「これこそ文化革命」「アロマテラピストが医学賞をもらったようなもの」

ボブ・ディラン氏のノーベル文学賞受賞決定に、韓国ネットも意見さまざま「これこそ文化革命」「アロマテラピストが医学賞をもらったようなもの」

14日、韓国メディア・ニューシスは、米国のシンガー・ソングライター、ボブ・ディラン氏が今年のノーベル文学賞受賞者に選ばれたことをめぐり、「賛否の論争が過熱している」と報じた。資料写真。

2016年10月14日、韓国メディア・ニューシスは、米国のシンガー・ソングライター、ボブ・ディラン氏が今年のノーベル文学賞受賞者に選ばれたことをめぐり、「賛否の論争が過熱している」と報じた。

作家や小説家、詩人ではなく歌手の文学賞受賞決定は、米国のみならず世界中で驚きを持って受け止められているが、文学界からはさっそく賛否の意見が噴出している。記事は、自身も文学賞の有力候補の一人であった米国の作家ジョイス・キャロル・オーツ氏や米ホラー小説の大家スティーヴン・キング氏らがツイッターなどを通じこの選定に賛同の意を表明したと報じる一方、文学界から上がった批判の声も伝えている。

英国の作家アービン・ウェルシュ氏は13日、ツイッターで自らは「ディラン氏のファン」としながらも、今回の賞を「ノスタルジー賞」と辛辣(しんらつ)に言い放ち、「音楽のファンなら辞書を開いて『音楽』と『文学』の項目を調べて比較してみろ」と指摘した。また、米国の作家フィリップ・ロス氏は、自身が文学賞を逃したことについてツイッター上で「残念だ」との反応を示し、「いつかツイートで(ノーベル賞を)もらう日が来るだろう」などとつづった。

一方、ディラン氏の受賞について韓国のネットユーザーの意見もさまざまだ。

「小説だけが文学じゃない。文になったものはすべて文学であり大衆歌謡も無視しない。大きなものを示唆しているね」「これこそ文化革命だ。馬車の時代から自動車の時代に…」など人選に肯定的な反応がある中、記事に寄せられたコメントで最も多くの共感を集めたのは「頑張ろう。いつかネットコメントでノーベル賞をもらえるかもしれない」というもの。

他にも「アロマテラピストがノーベル医学・生理学賞をもらったようなものだね」「ノーベル賞に対する大衆の関心を維持するための、ただの話題づくり用」「英語圏の歌詞でないともらえない賞だ!」「僕もボブ・ディランの曲は好きだけど、もし彼の歌詞に曲が付かず、詩集として発行されていたら文学賞をもらえたか疑問」「ノーベルポップミュージシャン賞を新設した方がいい。これでノーベル賞の根本が揺らいでしまった」など、さまざまな反対意見が寄せられている。

さらに「ということは、オペラやパンソリ(朝鮮の伝統的な民俗芸能)の作者も受賞できるということ?」「歌詞も文学になるなら、チョー・ヨンピルの『キリマンジャロのヒョウ』(1986年)を推薦する」「歌詞でノーベル賞をもらいたいなら、韓国のように『愛』だけを歌っていたんじゃ駄目だということ。多様な雰囲気を表現してこそ文学としての価値がある」など、韓国の歌に言及するコメントも見られた。(翻訳・編集/吉金)

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