中国ドラマに続々と誕生する“2部構成”、長すぎる作品への制限「限長令」の影響も

中国ドラマに続々と誕生する“2部構成”、長すぎる作品への制限「限長令」の影響も

このほどクランクインした時代劇ドラマ「長相思」が、前後編の2部で構成されることが明らかに。このところ同様に構成されたドラマ作品が相次いでおり、国家広播電視総局が打ち出した方針の影響が透けて見えている。

今月クランクインした時代劇ドラマ「長相思」が、前後編の2部で構成され、それぞれ35話となることが明らかに。このところ同様に構成されたドラマ作品が相次いでおり、国家広播電視総局が打ち出した方針の影響が透けて見えている。

ヤン・ズー(楊紫)主演の「長相思」だけでなく、3月に優酷(YOUKU)で独占配信されたディリラバ(迪麗熱巴)とアレン・レン(任嘉倫)主演のファンタジー時代劇「与君初相識」は、今月に入ってから後編となる「恰似故人帰」が配信をスタート。こういった2部構成のドラマは、同じくヤン・ズー主演で配信待機中の「?香如屑」も、後編「?香重華」との2部構成でそれぞれ40話になることをニュースサイトの新浪(SINA)がこのほど報道しているほか、ウー・レイ(呉磊)とチャオ・ルースー(趙露思)主演の「星漢燦爛」も2部に分けられ、全66話になることが分かっている。

このところ一気に増えた2部構成のドラマだが、広播電視総局が打ち出す業界への指導として2019年に話題が浮上した「限長令」(話数が多すぎるドラマ作品への制限)や、20年に報じられた1作品につき「最大40話」とする「限長令」の現実的な方針が影響していると見られる。なお、同局では昨年12月に「前話あらすじ」および「次回予告」の尺の制限も含んだ新たな制作規範を発表。これらは、話数を増やすことで広告収入の収益やコンテンツの販売価格が膨れ上がることを狙う“水増し行為”への対処となっている。

なお、同局の「発行許可証」を取得したドラマの過去記録を見ると、10年〜14年のドラマの平均話数は38話だが、15年には40話、18年には42話、19年に入ると52話と、増え続けていたのが分かる。その後、20年には36話、21年には34話と下降傾向に。昨年の主なドラマを見ると、「?是我的栄耀」が32話、「風起洛陽」が39話、「女心理師」が40話の構成で、今年最初のヒット作となった「開端」は15話、時代劇の「尚食」が40話と、いずれも40話以下となっている。(Mathilda)

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