手荷物検査に批判集中の上海ディズニーランド、ついに謝罪も中国ネットは「そうじゃない」

手荷物検査に批判集中の上海ディズニーランド、ついに謝罪も中国ネットは「そうじゃない」

23日、食べ物持ち込み禁止のルールや手荷物検査に批判が寄せられていた上海ディズニーランドがSNS上に声明を掲載した。写真は上海ディズニーランド。

食べ物持ち込み禁止の規則や入場客に対して行われる手荷物検査が物議を醸していた上海ディズニーランドが23日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で声明を発表した。中国メディア・中国経済網が25日付で伝えた。

上海ディズニーランドは2017年11月から「食品、酒類、600ミリリットルを超える飲料などの持ち込み禁止」というルールを設けており、入場する際には「かばんをひっくり返す」と称されるほどの手荷物検査が行われてきた。今年、スタッフにかばんの中身を強制的に検査され、所持していた食品について「80元(約1200円)支払ってロッカーに預けるか、その場で食べるか、捨てるかしなければ入園させられない」と言われた大学生がこれを不満に裁判所に訴えを起こし、中国で大きな議論を巻き起こした。

ネット上で「食べ物の持ち込み禁止は理にかなわない」「他人のかばんをさぐるのはプライバシーの侵害だ」といった主張が数多く寄せられる中、上海市浦東新区の消費者権益保護委員会はこのほど、中国メディアの問い合わせに「上海ディズニーランドは調停を受け入れない。食品の持ち込み禁止や手荷物検査などの規定を改める可能性はない」と回答。再び大きな話題となった。

しかし、上海ディズニーランドは23日に発表した声明で、「上海ディズニーリゾートは調停を含むさまざまな法的手続きを十分に尊重し、積極的に協力します。『上海ディズニーランドは調停を受け入れない』という言い方は事実と異なります」と消費者権益保護委員会の回答を否定。このほか、「ゲストの皆さまにとって安全検査は愉快なものではないでしょうが、それは私たちにとっても同じです。しかし、関連する法律の要求で、われわれはゲストが入園する前にお手回り品の安全検査を行わなければなりません」「毎年数百万人を受け入れるパークとして、安全検査のプロセスの影響を減らせるよう最大限の努力をしています。ゲストの皆さまにご不便をおかけすることについて、深くお詫び申し上げます」と弁明と謝罪を行った。

上海ディズニーランドの声明に対し、中国のネットユーザーから多くのコメントが寄せられた。ネットユーザーからは、「飛行機に乗る時でさえ、かばんをひっくり返されたりはしない」「明らかに安全検査用の機器を導入すればそれで済む話なのに、手間と時間をかけた上にプライバシーの侵害までするなんて。安全検査は支持するけれど、私の権益を侵害することは支持できない」などと、引き続き不満の声が上がった。

このほか、あるユーザーが「そうじゃない。手荷物検査をするのは何も上海ディズニーランドだけじゃないのに、どうしてディズニーランドだけが矢面に立っているんだ?」と指摘すると、それに対し「日本のディズニーランドでも手荷物検査は行われるが、違う点はパーク内の食べ物の価格が通常の価格と変わらないことだ。かばんをひっくり返すという行為に加えて、価格という要素が事態をややこしくしている」「機械にできる手荷物検査を人の手で行うことの1番の目的は、食べ物の持ち込みの徹底的排除だ。高い価格で売って、もうけようとしている」などと、パーク内の物価を要因に挙げるコメントが寄せられた。(翻訳・編集/岩谷)

関連記事(外部サイト)