陰性なのに数百キロ離れた粗末な隔離施設に送られる上海市民―独メディア

陰性なのに数百キロ離れた粗末な隔離施設に送られる上海市民―独メディア

2日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、新型コロナによる都市封鎖が続く上海市で、検査で陰性だった市民の多くが市外の隔離施設に移動させられていると報じた。写真は封鎖された上海の住宅地。

2022年5月2日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、新型コロナによる都市封鎖が続く上海市で、多くの市民が陰性であるにもかかわらず上海市外の隔離施設に移動させられていると報じた。

記事は、上海市民の女性とその隣人たちが先日の深夜に大型バスに乗せられ、上海市から数百キロ離れた隔離センターまで送られたと紹介。同市では感染者が急増して以降2000人の市民が外に出ることを許されておらず、PCR検査で陽性判定が出た市民数十万人は自宅での隔離措置が認められず隔離センターに移送されているとした。

また、女性のように検査で陰性だったにもかかわらず「団地のなかで陽性事例が多くなっている。移動しなければあなたたちも感染する」と警察に言われて数百キロ離れた粗末な隔離センターへの移動を余儀なくされるケースも出ていると説明。ある住民は安徽省内の隔離センターに連れて行かれ、一部の住民は「隔離センター行き」を拒否する抗議行動を起こしたと伝えている。

記事は、中国政府系メディアが「すでに数万人の濃厚接触者を上海近隣の省に移送して隔離を実施している」と発表している一方で、PCR検査で陰性判定が出ている人をこのような隔離センターに送っているかについては言及していないと紹介した。(翻訳・編集/川尻)

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