盗作疑惑で世間を騒がせた中国ドラマ・小説10選、時代劇「且試天下」など

盗作疑惑で世間を騒がせた中国ドラマ・小説10選、時代劇「且試天下」など

中国の時代劇ドラマ「且試天下」の盗作騒動が物議を醸す中、台湾のエンタメ・美容サイトのBEAUTYは9日付で、盗作疑惑が浮上した中国のドラマなど10作品を紹介する記事を掲載した。

中国の時代劇ドラマ「且試天下」の盗作騒動が物議を醸す中、台湾のエンタメ・美容サイトのBEAUTYは9日付で、盗作疑惑が浮上した中国のドラマなど10作品を紹介する記事を掲載した。

記事がまず挙げたのは「且試天下」。ヤン・ヤン(楊洋)とチャオ・ルースー(趙露思)が主演を務める武侠ファンタジー作品で、騰訊視頻(テンセントビデオ)ではすでに再生回数20億回を突破しているが、2019年の時代劇ドラマ「鶴唳華亭」と主人公の人物設定や経歴、セリフ、カメラワークなどが酷似しているとの指摘が相次いだ。2つの作品はいずれも小説を映画化したものだが、盗作疑惑が浮上したシーンは原作にはないオリジナルの部分に集中しているという。

2つ目は時代劇ドラマ「鳳囚凰 〜陰謀と裏切りの後宮〜」。同作は同名小説が原作だが大きく改変されており、特に後半のストーリー展開が時代劇「東宮〜永遠の記憶に眠る愛〜」と極めて似ているのとの指摘が出ている。3つ目はドラマ「瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」などで知られるドラマプロデューサーで脚本家のユー・ジョン(于正)氏が手掛けたドラマ「宮鎖連城」。2014年に台湾の作家チョン・ヤオ(瓊瑤)氏が同作について、自身の小説「梅花烙」と主人公の背景などが完全に一致しているとして盗作だと主張。ユー氏は2020年になってようやく盗作を認めて謝罪した。

4つ目は映画監督で小説家でもあるグオ・ジンミン(郭敬明)氏が2003年に発表した小説「夢里花落知多少」。同作をめぐっては、荘羽(ジュアン・ユー)氏が自身の小説「圏里圏外」とストーリー構成や主要登場人物の特徴、作中の表現などが酷似しているとしてグオ氏や出版社を相手取り提訴。裁判で敗訴したグオ氏はその後、監督を務めた2020年の中国映画「晴雅集」でも盗作疑惑が浮上、この際に「夢里花落知多少」は荘氏の作品の盗作だったことを認め、正式に謝罪した。5つ目は中国で大ヒットを記録し、日本でも上映された映画「少年的?」の原作小説「少年的?,如此美麗」。ネット小説家・玖月晞氏による作品だが、東野圭吾氏の小説「白夜行」と「容疑者Xの献身」の盗作ではないかとの疑惑が指摘されていた。

6つ目はドラマ「活色生香」で、少女の体臭の香水を作ろうとするというストーリー設定がフランス映画「パフューム ある人殺しの物語」のパクリではないかと指摘された。これについて、同作の脚本を務めたリー・ヤーリン(李亜玲)氏は「(パクリではなく)オマージュだ」と反論。ネットユーザーと口論になったのち、関連のSNS投稿をすべて削除した。7つ目は時代劇ドラマ「花千骨」。同作をめぐっては原作となった小説に、複数のネット小説からの盗作疑惑が持ち上がったほか、チャオ・リーイン(趙麗穎)が主演したドラマにも「スノーホワイト」「マレフィセント」などのハリウッド映画と酷似しているシーンがあると指摘された。

8つ目は映画化やドラマ化もされた時代小説「三生三世十里桃花」。同作は小説「桃花債」とストーリーや個別のシーン、人物名などが酷似しているとの声が上がった。作者の唐七公子はネット上で猛烈なバッシングを受けうつ病になりかけたことを明かし、「盗作と言われるものがあるかどうかは、当事者にしか分からない」とのコメントを残した。9つ目はドラマ「紳士探偵L 魔都・上海の事件録」で英ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」からの盗作疑惑が浮上した。10個目はシュー・カイ(許凱)主演でドラマ化された「君の笑顔にメロメロ」の原作小説「?微笑時很美」で実在のeスポーツ選手を勝手にモチーフにしたり、ブロガーの投稿文をそのまま写したりしたことが物議を醸した。(翻訳・編集/北田)

関連記事(外部サイト)